スナーバックスうめえ
異世界の洞窟の中でスナーバックスの新商品モンブランペチーノを飲むわたし。
ズズズー。
「美味い」
だが、かなりシュール。
周りに点在するスライム達も心なしかドン引きしているような気がする。知らんけど。
時は数分前に戻る。
何故かスナーバックスカードにチャージするための謎の通貨支払い方法が出た。
「スナーバックスカードにチャージしてください」
「スナーバックスカード 0円」
「現金 日本円」
「現金 異世界通貨」
「ギルドマネー」
「その他」
よくわからないけど、ヤケクソで現金 異世界通貨をクリックしてみた。
「異世界通貨の残金がゼロです。他のお支払い方法を選択してください」
とでた。
ですよねー。異世界の通貨とか持ってないし。
あわよくばエラー的な感じで使えるのでは、という思いは脆くも消えた。
じゃあ「現金 日本円」を選択。
財布に一万円強入ってたはず。
「チャージ金額を選択してください」
「10000円」
「5000円」
「1000円」
ここで千円を選択。現金を全て注ぎ込むのは悪手。今後何があるかわからんし。
「1000円チャージいたしました」
チャリーンというシュールなゲーム音がスマホから聞こえた。
まさかな…と思い財布を確認すると一万円札が入ってたはずなのに9千円に減っていた。
「…」
心を無にして再度「スナーバックス モンブランペチーノ」の「購入」ボタンをクリックする。
目の前の洞窟のゴツゴツした地面に冷え冷えのスナーバックス秋の新商品 モンブランペチーノがどこからともなく現れた。
現れた拍子にポンと電子音みたいな効果音が聞こえた。
「…」
とりあえず、なんか知らんけど異世界でもスナーバックスが飲めるということが確認できました。
訳のわからない洞窟の中で餓死するということはあと数日は避けられそうだ。
どうでもいいけど、スナーバックスの秋の新商品うめえ。
モンブランクリームがホイップの上にまんべんなくかかっていて、ドリンク本体にもモンブランクリームとマロングラッセの粒が歯ごたえのため大きめにはいってる。甘すぎずくどすぎず流石スナーバックスと言える一品である。
スナーバックスの新商品は勝手な想像です。