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トンボめがねの超絶美少女  作者: にごらせ生茶
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男子学生たちの僥倖(ぎょうこう)②

 「…なあ…里村に宮越…あの二人を間近で見られるとは幸運だったな…。おまえ知り合いなのか!? 話せるなんておまえどういうことだ!?」


 「ああっ、ちょっとな…。去年の学祭の実行委員で里村、宮越と一緒だったんだ」


 「えっ!? そうなの!? うらやましいなお前…しかし、う~む…やっぱり学内中で評判になっているだけのことはあるな…遠目にかわいいとは思ってたけど、いざ近くで見ると想像以上だな。


 きっと芸能人とかもこんな感じで写真、テレビとかで可愛いと思っても実物はもっともっともっと綺麗だったり、可愛い人も多いんだろうな。まぁ、その逆もありそうだけど。

 

 里村も良いけど、俺は宮越だな、とにかく良い…雰囲気も優しくて最高だ。というかどちらでも大歓迎だなあの二人なら」


 「うむ、確かに宮越の可愛さは誰もが認める所だが、俺は里村の元気で活発な所が好きだなー、人気は宮越ほどではないのかもしれないけど、結構かわいいのに、全然自然体なのがいいよ。


 なぜか妙なとんぼメガネで服装も微妙だが、全然構わないな…。…というか宮越もやっぱり良いな…。あ~…とにかく二人ともいい…」


 「しかし、里村はまだ実力を出し切っていないかもしれないぞ。あの活発さ、明るさ、元気さ、人懐っこさは非常に好感が持てる。


 しかしあのとんぼメガネはセンスを感じられない、だが、あのダサダサなとんぼメガネをかけていてもそこいらの一般女子よりもはるかに可愛いということはひょっとするとメガネを取ると…里村得意の上下ぶかぶかの服のチョイスも、もっとファッションセンスが洗練されれば…。実は俺たちが思っている以上の逸材の可能性もあるぞ…。


 …まぁそれはあくまで都合の良い想像だが、とにかくあいつのキャラクターは最高だな…。でもとんぼメガネ、ファッションやスタイルはちょっとな…。宮越の方が総合的に見てやはり相当人気は上だろうな…。


 俺は宮越だな。この人数だけは無駄に多いがさびれた大学にあんなにパーフェクトに可愛い子が存在していること自体が奇跡だ」


 男子学生たちは里村彩と宮越あおいに同時に会い、広大なキャンパスの中、二人を間近に見ることができて、しかも少し話せたことで盛り上がっていた。


 その話で男子学生が盛り上がっているころ、校舎に入る連絡通路の方で彩とあおいの大きな声がした。


 「いや~っ! ちょっと、彩っ♪ 驚かさないでよー、隠れてたの?」


 「ちょっと先走りすぎたので待ってたんだよ~♪ じゃあレッツゴーだー♪」


 次第に二人の楽しそうな声は遠くなっていった。


 「…いい…」


 男子学生たちははしゃぐ2人の声を聞き、息を呑んだ。


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