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リアリスト男子の公開議事録  作者: ぷちとま
初めに
2/6

001プロローグ


おはよう、諸君。


バカな話ではあるがみんな聞いてくれるか?

自分でもバカな事を言う自信はあるんだ、コレが。

俺の頭はいつからファンタジーになった?ん?

怒らないから言ってみろ。



……いや、俺は誰と話しているんだ。

バカバカしい、やめよう。



それはともかく、話の続きな。

昨日はちゃーんと自宅で寝たんだ。

そう、自宅で、自分のベッドで。

駅から徒歩10分ちょい、部屋は狭いが一人暮らしと思えば充分。

近所の人は良い人ばかりだし、今時とは言えない商店街もそれなりに賑わいがある。

学校とバイト先を行って帰るだけの日々を昨日も過ごした。

疲れ果てた身体を優しーく包んでくれる干したばかりのフカフカな布団にダイブしてそのままお休み、グッナイした筈なんだ。

そして今日がやってきてまた学校に行って、テスト受けてバイトに行って…


なのに、なのに………!!







≪起きたら目の前は大草原かっこはーと≫なんて聞いていない!!

夢か、夢なんだよな?

いやー、ファンタジーな夢なんてきっと小学生以来だろうなー。俺ってこんな趣味あったんだー、へえー。きっと疲れているんだろう、来月は少しバイトを減らして休みを作ろう。

うん、そうだそれがいい。

とりあえず、もう一度起きればいいんだろう?で、また眠ればいいんだ。

万事解決、オレヤッパリテンサイダナー。

今日は朝からフルでバイトがあるんだ、こんな疲れる夢だけはやめて欲しい。切実に。



さあ、起きろ。起きるんだ、(しゅう)





…………(パチ





……………………………(パチ





…………………………………………(パチ





………………………………………………………(パチ





何故だ、なんで起きられない!

とうとう可笑しくなったのか、俺の頭。休みを作ろうかと考え始めたけど、遅かったのか俺の頭。


綺麗な緑広がる草原とどこまでも伸びる青い空、そしてキラキラと輝く大きな湖。


なんてどこかで読んだファンタジー小説ような絶景は俺の目の前から消えてはくれなかった。俺が今いる草原の周りは鬱蒼とした森で囲われている。

あー、俺はこれからどうすればいいんだ。

そして俺に一体全体、何があった。だれか十文字…二十文字以内で答えろ。




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