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T o w n  作者: 街灯兎
C i t y
95/188

Summon

{…エルのお兄さんさ}


{いや、表音の}

「「?」」


{ここに居るまではっていうのは、元の場所……}


{帰る場所があるの?}


「「………」」

あると言って良いのか分からないが、

あるにはある。


{あと、ケイのお兄さんが

何処かに行ってるはずだよね}


{だから、エルのお兄さんがここに居ると考えれば

辻褄が合う}


509__ _


{だから(まずは……



二人が元に戻る事が大事だよね)』


‘まずはって、それしかないですけどね’


『あっ 終わった?』

‘はい’

“確認しました”


『……ちなみにさ、どんなのだった?』

‘聞いちゃいますか?’

『無理にとは言わないけど……』


‘じゃあ言います’

‘召喚です’


『?』


‘名前の通りです。私が呼んだら来ます’

『何が?』

‘何かは分かりませんが、

とにかく私の味方が出てくるみたいです’


『………』


『試したん、だよね?

僕からはそういう感じ 見受けられなかったけど』

『(遠くから見て)』

‘?’


『……ほら、例えば

魔法陣が出てきてブワーッとかさ』

“エヌ様 語彙力が”

『そうだね…』


‘何ですか?その魔法陣っていうのは’


‘……なるほど’

‘魔の法陣なんですね’


『なんか雑!僕の頭だけど!』

『(あと魔の法陣って何!?

自分論だけど!!)』



‘確かに魔法陣は出てきましたよ。

エヌさんが見れないだろう大きさで’


『小さかったってこと?』


‘はい。試しに昆虫を呼び出しました’

『何処に来たの?』

‘私の足元です’


『へぇーどんな、っ!?』


『……』

‘どうしました?’


『ありとあらゆる虫が……』

“エヌ様は昆虫も苦手でしたか”


『ち、違うけど、

わ…わらわらしているのが気持ち悪……

‘……’

『…くないよ!うん!』


‘そんなに多かったですか…’

『(消えた)』



‘まぁ、悪者でも居ない限り

この力は無意味なんですけどね’

‘(使い方次第で

人にダメージを与えてしまうかもしれませんし)’


『(もし、僕がその標的になったら……)』


『(考えるのをやめよう…

これを透聴で聞かれたら

実行しかねないっていうか…)』


‘安心して下さい!!

私はエヌさんを信じてますよ!’

『……うん、ありがとう…』



『(この能力って

他の使い道とかないのかな……)』

‘これはレベル高めの

能力だそうなので(ケイ論)

あると思います!’


『…(気にしない)』


‘そうですね……人も召喚、出来ますかね?’

『人か……』


『…………』

‘……………’



『試しに、エル呼んでみてよ』

‘分かりました!!’


『(もしかしたら、本物のエルが……)』

‘可能性ありますね!’


‘………’

『…(あ、てっきり 声に出して

エルさーーん!とか

言うのかと思ってしまった……)』



「……?」


『おっ出来た!』

‘出来ましたね!!’


『エル?』

「だから誰だ」


‘……普通にケイさんが来ましたね’


「普通にってなんだ、

…早速召喚を使われたか………」

‘さすが商人さんですね!分かりますね!’


『(駄目か)』

「?」



❲これが良いやつ、これが…まぁ とりあえず保存❳


❲これ、は……何のコードだったか❳

❲なぁ、………あれ?❳

❲…………❳



❲(エヌ、ケイが居なくなった)❳

❲(見かけたら教えてくれ)❳


『《居るよ》』


❲…(…分かった、今行く)❳

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