表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
T o w n  作者: 街灯兎
C i t y
93/188

Mirror,Hair,Eyes,Demon

{………}


「「……」」

………



{分かんないな…}

「「……」」


{ごめんね、頭固くてさ}

多分他の人でも分からないと思う。


{フォローありがと……}


507__ _


「「あのさ、エルがケイだってことは分かるけど」」

{う、ん?}

あくまで表面だけだが。


「「ボクからは顔 見えない」」

{うん(表音だし)}

僕も気になるな。どんな顔をしているのか。


{ほい、鏡}

投げられた。


鏡 というものを見る。

そこには、何故か後ろの景色が映っている。

{正面にして見て}


視界の真ん中に入れた。



……僕ではない。

という自信がない。


なにせ、元の顔を知らないのだから。


「「ボクも能力側…内側だから、外側から見れてないしね」」

{何その内側外側……}


だが、名前が違うから、違うと言える。

「「……」」


顔の特徴でも挙げておくか。


髪は 村に居るほとんどの人と同じ色。

目も一緒だ。

……何も特徴も特長もない顔に見える。

「「こら」」


{うーん、そうだねぇ}

{平凡っちゃあ平凡だしね}

平凡…


{ま、嫌いではないよ}


……


「「他人の顔見て 考え込まなくていいでしょ……」」

それもそうか。


{じゃあさ、ついでに私の顔はどう?}

「「ついでにの意味が分からない」」

{流れ的に}


髪は 町の人、誰と比べても目立つ色。でも暗めの色。

{うん}

目は……

何の色だ?


{あぁごめんごめん。意図的に変えてた}

戻った。目はケイと同じ色のようだ。

「「何それ」」

{透視の活用みたいな}


透視の活用?

エヌでいう透聴の…か?

「「じゃないの」」


「「なんか考えるの面倒くさいな」」

{エヌ?}


{似た名前。仲間?…やっぱり仲良いよね?}

いや。

「「良くも悪くもない」」

{あはは、照れ隠しかな?}

「「……!」」

……


ワイが笑ってから、真顔になった。

{ごめん}


……


怒っても照れてもいない。

「「……」」



{じゃ、まいどあり。これね}

思い出したかのように渡してきた。


これで、なんとなく

ワイから本を買い、出来事は一段落したか。


{……}


{お兄さんさんさ、出会いって大切だよ}

{商人やって長くないけど、沢山の人と接するから}

……

{まぁ、これはお兄さんじゃない

お兄さんに言った方がいいか。職業柄}

ケイにか。


{…仮に、エルの方のお兄さんは商人じゃない として聞くけど、

何の職業についてる?}

何の職業……


{例えば、勇者とか、魔族とか}

何だそれは。

「「(魔族って職業なのか……?)」」


「「(というか、それ、存在してるのか……?)」」

{してるよ}

「「!?」」


{私は出くわしたことないけど。道の途中で魔物いるじゃん?}

魔物??いる??

{え、知らない…?}

知ら、ない。


{まぁ、魔物を仕切ったり、それの1つ上だったりする}

「「………」」



{例え、悪かったか……そこまで話が逸れるとは思わなかったよ}


{職業…}

{えーと、ほら、パーツ?の文字にあったやつ}

それなら分かる。

{(例えって大事だな…)}

「「…ここでは見れないけど、前見たのなら覚えてる」」


{あ、それ聞きたい}

街人。


{?}


{もう一度}

街人。

{……}


…何か変な事でも言ったのか。

{いやいや}


{ただ、私の知ってる限りで、街も無かったし



街人なんて もう初めて聞いたから}



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ