Here is…
ん?
‘??’
‘‘……’’
『……』
『だから、家は新しくても 人気は無いんだよ』
…分からない。
僕はその答えが出せない。
『難しすぎたか…』
302__ _
『僕の結論。人は居るんだけど 住んでいない のかな、と思って』
人は居るけど 住んでいない?
『それで、僕の町と変わらないなって…』
「「無理矢理過ぎる」」
『そうだね…』
『まぁ、これは僕の予想でしかないよ』
『僕の予想を 実際の話に昇格させるには…』
『まず エルの街を再探索か?』
『いや、もう 一回よく調べたから……』
『というか まず僕の言っていることが
皆に伝わらないと意味がないし…』
‘?’
‘‘……’’
『あ、ごめん』
『一人の世界に行ってたよ』
歩いている。
現在エルを連れて
…搭載して 僕の街を見てもらっている。
「「確かに、人 居ないなぁ」」
僕にとっては、これが普通だったのだが。
「「普通なの?」」
『個々の価値観だよ、エル』
何度も何度も 歩き覚えた道を歩行していく。
それは いつもしている行いだった。
「「あ」」
どうしたの?
立ち止まる。
「「此処 エルの家でしょ?」」
? そうだよ
よく分かったね
‘エルさんって 来たのは初めて…ですよね?’
「「うん」」
‘‘どのようにして、
此処がエル様の御家 だと思われたのですか?’’
「「ん~ 勘」」
‘勘、ですか?’
「「エルが住んでても おかしくないなーっていう 勘」」
‘‘それだけで言い当てるとは…’’
僕のアビリティだからかもしれないな。
『凄いな……』
「「あとは森だね」」
『そこまで行くの?』
「「そこも見ないと 行き尽くしたとは言えないから」」
『僕よりちゃんと 探索しようとしてる……』