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T o w n  作者: 街灯兎
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Interesting

『それにしてもさ』


『エル 起きたばっかりなのに』


『飲み込みが早いね』


「「そうかな」」



『僕だったら まだ分かってないよ、この状況』


『だって 起きたら知らない人がいて


知らないことを話しているんだから』


3--__ _


『アイは 表音については何も知らない?』


‘知っているといえば知っていますが、


私から説明出来ない ことの方が多いです’


『なるほど…』



‘私の知識は 表音の維持関係なく

Aと共有しています’


共有?


‘Aの知識の方が多く いつも助かっていますが’

‘その分理解が出来ないものも沢山で…’


『表音としても、Aとしても存在しているのか』


‘はい’


『(アイの知識を持っていて、

A自身も別に知っていることがある…)』


『(表音のエルも そうなのかな?)』

『(能力と個人の側面があるってこと?)』



「「…表音を解除すると Aっていう人が見えて」」


「「起動するとアイ…が話せるようになる」」


「「表音自体が見えるのは設定のおかげ……」」


「「ってさ、ボクにもそれが適用されるのかな?」」


『まだ分からないけど、いずれはそうなるといいね』



エヌ。


『ん?』


どうしてアイは 物資を返したんだろう?


『それは答え一択だよ』


『申し訳なくなったんじゃないの?』


‘……’


そうじゃなくて、


盗ったのなら 食べるなりなんなりすると思う。


『…』


『まぁ… そうも考えられるね』


『盗ったら盗ったで ただじゃ返さないよね』



‘あの、それは’


‘興味深い物ばかりで…’


興味深い?


‘私達は あの場所から出て行ったことがないんです’


‘だから……’


『?』

‘一つの研究材料にと’


研究?食べ物を?


食べずに……?


‘人の物を食べる なんて考えられませんよ’


「「その人の物を盗ることも

考えられないんじゃないの?」」


『…』

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