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T o w n  作者: 街灯兎
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Returned

『まず、エルの街だね』


うん。



「「どんなとこ?」」


『それは行ってから エル自身で見なよ』


「「えー」」


『ほら、行くよ』


人数が増え、4人で歩き出した。


2--__ _


‘……’


‘‘分かりました’’


後ろから 承諾した声が聞こえた。


振り返るとAが消えている。


アイがパーツを操作したのだろう。



‘お待たせしました’


アイの声が出るようになった。


『あっ 表音が戻ると話せるようになるのか』


‘はい’



「「表音か…」」


「「ボクが出来ないこと ってあるんだなぁ」」


『設定されてるらしいよ』


「「へぇー」」


「「見えるように?」」


『そうだね』



‘…それで ですね’


『?』


‘少し前の会話の続きなんですが’


‘これ、お返しします’


アイが 一種類ずつ消えていた 物資を差し出してきた。


『これ…』


‘何度も すみません’


『大丈夫だよ』


エヌがそれらを受け取った。



『…まさか戻ってくるとは思わなかったよ』



‘?’


『いや、あのさ』


『僕 結構無くしちゃうんだよね』


ん?


『遠くに行くだけ、行った分に


相当する物を落とすのかな?』


「「……」」


‘?’



だから エヌの荷物が多いのか。


『うん……』


「「エヌはもうちょっと 管理とかしないと駄目だよ」」


『あぁ それおじさんにもよく言われる』


常習犯か。


『そんなに頻繁にはないけど…』

『今回は戻ってきたし、カウント無しで』


カウント?


‘私もさっぱりです’


「「……」」



『おじさんへの 相談案件が一つ増えたよ…』

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