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T o w n  作者: 街灯兎
T own
32/188

One mind

『…』


『これは僕の我儘だ』


『君が エル でいてほしいっていう』


114__ _


「「……」」


「…」



「ありがとう」


「エヌ」


『…』


「僕の名前を考えてくれて」


『……うん』



『……』



『…え、』


『え?』


『エル、え?』



「「ボクは 君と一心同体だよ」」


「「力になってあげる」」


うん、これから


僕のこと 宜しくね。


エル。



『……』



「「?」」


「?」


『無視しないで…』


「「ごめん」」


…ごめんね。



『エル、いつから話せるようになったの?』


 ?


『?』


『ほら、今エルの声が』


「「それは多分ボク」」


『?』


「「これからは、エルの必要に応じて」」


「「代わりに発声することにしたんだ」」


「「…」」


「「それがボク、表音の元の役割だけど」」


『…』



『そうだ』


『エルが僕以外にも


思いを伝えられるようになったんだ』


『こういうのは祝わないとね』


「「……」」


「…」


祝うの?


『うん、めでたいからね』


めでたい?


「「まぁまぁ そんな細かいことはいいの」」


そうなのか。


『それじゃあさ、祝いはここで』


「「帰ってきたら だよね」」



じゃあ、一刻も早く帰ろうか。


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