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T o w n  作者: 街灯兎
T own
29/188

L__ _

『少しでも喋れるようになろう』


『もしくは 相槌だけでも』


「…」


111__ _


「「その心配は無い」」


『!?』

『エル、今…』


「…」


僕じゃない。


『え…?』



「「ボクはエル。 んで、僕 はエル」」


『エル、どうしちゃったの…』


『喋れてる?いや、心の声?……』


エル、か?

「「そうだけど」」



『ちょっと待って』


エヌがパーツを操作している。


『もう一回喋ってくれる?』


「「何をだ?」」


『……エルじゃないね。やっぱり』



『これは何なんだ ?』



こ、これは

「「ボクは表音のプログラム」」


「「エルの会話の 補助なんかをやるよ」」


『表音に音声があるのか…?』



しばらく エヌの混乱が おさまるまで待って


事情をエルが説明した。


僕ではないエルが。



「「という訳で、宜しく」」


『…あぁ』


『エルにエルか…ややこしいな』



エルは、

僕から エル を奪ったことを


エヌには伝えていない。


それでも、今はエルなんだ。



『コミュ力は 気にしなくても良くなったね…』


「「最初からそんな心配は必要ない」」

エル、ちょっとだけ

僕と性格が 違うのが気になるけど。


外にも 声が聞こえているようだし

問題ないだろう。

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