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T o w n  作者: 街灯兎
Laboratory
156/188

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『?』

『おかえり…?』

『早かったね』


やることが無いので一旦帰ってきた

5の子が寝た頃にまた行くつもりだ。


『寝ないと行動出来なくなってるんだね…』


902__ _


「「ね、ねぇエル」」

「「なんか5に移動すると

ボクの声が遮断されるみたいなんだよね」」

遮断?

「「ボク側からは何も出来なくなってる」」


「「つまり表音効果がないってこと」」


「「今の状態じゃ、エル自身で

あの子の動き喋りを操作するなんて

そんな高度なこと……」」

「「ボクが出来ないことが

エルに出来る訳ないから」」

『言うね…』


『でも、帰ってこれてはいるじゃん』

『それだけでもエルはやれるよ』

「……」



〖使う順は?〗

〖1番良質なのは最後に回そう〗

〖慣れていない内に

本命を傷付けたらいけないから〗


〖では、誰を一番手に?〗

〖そりゃあ低質からだけど…〗

〖皆同じくらいなんだよなぁ〗

〖誰でもいいや。無作為に始めよう〗


〖1人目、連れてきました〗


〖ねぇ、僕何するの?〗

〖怖い遊びだよ〗

〖えっ、こわい?〗

〖君は何も気にすることはないよ〗

〖此処に入って〗

〖う、うん〗

〖こっちが上手くできるかどうかだから〗

〖?〗


〖電源入れて〗

〖はい〗

〖えーと、まず初めなんで

とりあえずこのくらいで試しましょう〗

〖(なに…?僕どうなるの…?)〗


〖 〗


〖生命反応なし〗

〖失敗です〗


〖あちゃー〗

〖強過ぎたか?〗

〖もう少し下げた方が良いですね〗

〖じゃあ2人目呼んできて〗

〖はい〗


〖…こんなんで私達、

上手くやれるんですか?〗

〖皆初めてやることなんだから、

少しの犠牲は無いと進まないよ〗

〖ですが〗

〖心配ない、材料は需要が無い孤児だから〗

〖居なくなっても気付かれないし〗

〖いくらでもある〗

〖有効活用だよ。有効活用〗

〖……〗


〖今、我々は世のために

最善の方法を見つけなければならない〗

〖いい加減な結果は許されない〗

〖ほら、君はあっちのサポートにまわって〗

〖…はい〗


〖2人目です〗


〖何あれ?おおきいねー〗

〖そうでしょ?これ、開発中の機械なんだよ〗

〖乗ってみない?〗

〖いいの?のるのる!〗


〖始めて〗


〖………〗


〖これも駄目です〗

〖そうか…〗

〖何か原因があるのか?〗

〖分析します〗


〖3人目呼んできますね〗

〖よろしく〗



〖えーずるいー!〗

〖私もやーりーたーいー!〗

〖だめ!今はぼくが遊んでるの!〗

〖もう、ちゃんと譲りあっこして〗

〖だってー〗


〖はい、次の番だよ〗

〖やった!〗

〖ねぇ、わたしは?〗

〖ぼくいつ行けるの!?〗

〖…順番に呼ぶから、皆は待っててね〗

〖はーい!〗


〖いいなー〗

〖なにしてるのかなー〗

〖最初に行った子とか戻ってこないもん〗

〖すごく楽しいんだろうなー〗


〖早く行きたいね!〗

〖…うん〗

〖失敗した残骸はどうするんです?〗


〖畑の栄養にでもすればいい〗

〖あっ〗

〖家畜に食わせてもいいな〗

〖……〗


〖いいですか、これは内密にやっているんです〗

〖未完成時に

これらが流出したら騒ぎになります〗

〖食べさせるだなんて以ての外。

発想が怖いです〗


〖?〗

〖(此処でやっていることは元々…)〗

〖……〗


〖廃棄所があるから、そこに〗

〖分かりました〗

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