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T o w n  作者: 街灯兎
C ity
144/188

Collect

僕は、何も無い空間から

文字が書いてあるものを出現させた。

何も道具を使っていないのに

どうやって?


幾らか操作をすると

その部屋を出て行った。


「「(これでもう終わりなのかな)」」

「「(見せたいってあれだよね)」」

「「(なんかなぁ…)」」

「「(いや、期待とかはしてないんだけど)」」

「「(うーん…)」」


807__ _


僕は次々と部屋を出て行き、

厳重な扉を閉めた。

それから足は元居た場所に向かった。


「(今日は…特に悪い子も居なかった)」

「(外から良さそうな材料でも探そう)」


着替えて外に出る。

この人は何処に行こうとしているのか。


建物から少し離れて

僕がまだ行ったことのない場所に着いた。

その辺りは一層光っていて、

人が大勢行き交っている。

僕が歩いていると

数人の女の人に声を掛けられた。


〖おにぃさーん、今空いてます?

良かったら私と遊びませんかぁ?〗

〖ずるーい、抜け駆け禁止っ!!〗

〖だってぇ、この人かっこいいじゃん〗

〖私も遊びたいですーっ☆〗

「…」

「いいよ」


〖やったー!!じゃあ早速…

あの店に来てくれませんかぁ?〗

指さした方向に、店が並んでいる。

遠くの方でも、この人達のような人が

男の人に話しかけている。


「…俺ね、此処じゃないところで

イイ所知ってるんだ」

〖えーマジですかぁ!?教えてー!!〗

〖おにぃさんとだったら何処でも行くー!!〗

「あっち、路地の方なんだけど」

「きて」


女の人達を連れて、路地に入る。

「「(……??)」」


〖此処、何にも無いですよぉ??〗

〖あは、もしかして此処でですか?〗

「うん、ここで」


〖もう、おにぃさん

見かけによらないですねぇ〗

〖じゃあ誰からにする?〗

〖私から!!〗

「…皆いっぺんに」

〖うわぁ〜本気??〗

〖そういうとこ、嫌いじゃないです〗


「「(なんだこの、先が見えない会話)」」

遊ぶって、何して遊ぶんだろうな。

「「(………)」」


〖覚悟して下さいね?

腰抜かしても知りませんよー?〗

「(はぁ、面倒臭い)」

〖何せ私達は…〗


「………」


消えた。

「(やっぱり来るんじゃなかった)」

「「(??)」」


路地から出てきたのは僕一人。

さっきまで居た女の人達は影すらない。

これはどういうことなんだ。


「(あと12か)」



『よし、これだ!いけ!』

〔俺はこいつでいく〕

『いい?おじさん』

『見た目じゃないんだよ』

『能力で決めなきゃ』


〔さあ、どうかな〕

〔レア度と外見は

大きく関係しているもんだろ?〕

〔で、レア度高いやつは強いだろ〕

〔ほら、勝ったも同然〕

『ぐぬぬ…』


‘………あの’

‘私の能力で遊ぶのやめて貰えませんか?’

『だってさ、

あんなにでかい怪物みたいなのを

倒すくらい有能な能力だよ?』

‘だってさじゃないです’

‘何してるんですか’

『アイを守ってくれる、

1番強いのは何だ!みたいな…』

‘こういうのは必要になったら使うもので、

日頃の娯楽向けじゃないです!’


‘あと博士さんの謎理論なんなんですか’

〔謎理論……〕

“どうしましたか、アイ様”

‘あっA!聞いてくださいよ’

‘この人達、勝手に召喚を

エンターテインメントにしているんです’

『…』

“そうですか”

〔……〕

『(あ、いや…あの〜ね?

アイも知らないと思うんだ…1番強いやつ)』

“………”

‘(目で訴えかけても変わりませんよ)’

『……』


“暫く見守らせて下さい”

‘『…え?』’

“僅かながら気になります”

‘何でですか!いつもなら

注意とかしてくれるじゃないですか!’


“いつでも いかなる時も迷いなく

アイ様が防御出来るように

知っておく必要があるかと”

‘うぐ…確かに’

‘Aに言われると納得しちゃいます’

〔何でだよ〕

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