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T o w n  作者: 街灯兎
C i ty
133/188

Eliminate the forest

“エヌ様の失敗というのは…”

‘へぇ~それって気にすることですか?’

‘小さい事ですよね’


“それに加え、博士の覚えている事で興味深い事が”

‘何ですか?’

❲(…話さなくても知りたい奴には分かるって)❳

❲(便利なのか不便なのか)❳


『…熟知って怖い』



713__ _


「今日は、森を開拓する」

〖凄くダイナミックですね〗

「何を言う、こうしないと広い土地は確保できない」

〖エムさんの言う通りだ。

早く作業が終わるよう、俺らも尽力します〗

「あぁ、頼む」


〖エムさん、森って遠くないですか?〗

〖近い所からやった方が効率的に…〗

「壊せるところからで良い。

壊す壊さないの問題が発生するのは後にしないか」

「余計に時間がかかるのは嫌だろう」

〖…なるほど〗

〖納得です、やっぱり説得力あるなぁ〗

〖この調子で町民すらも動かせるのでは〗

「これから作業だ」

「集中していけ」

〖は、はい〗


「(説得力か…)」



〖ここら一帯ですよね?〗

「あぁ」

〖じゃあ始めます〗

〖おい、お前ら!多くの木を除け〗

〖〖〖へい〗〗〗


「(一斉に切り始めた。

私は他にやるべきことを探…)」

〖…あっ!〗


「……?」

〖おねーさんだ!久しぶりだね!〗

「……」


〖また来てくれたの?嬉しいな〗

「(この子供は、私の意識が無い時の?)」

「(なつかれているようだ)」


「どうした」

「ここは危ないぞ」

〖(前と感じが違う気がする…けどおねーさんだ)〗


〖お菓子置いていってくれたの、ありがとう!〗

〖珍しい人は珍しいお菓子

持ってるんだって思ったよ〗

「……」


〖…また、する?〗

〖いいね、しようしよう〗

「?」


〖おねーさん、ぼくらと一緒に〗

「…すまないが、今仕事をしているんだ」

「また今度、誘ってくれ」

「(私とどんな関係なのか知らないが)」

〖…〗

〖うん、分かった!〗

〖じゃあね、おねーさん〗

〖いつでも来てね〗

〖明日も来るから、明日来ても大丈夫だよ!〗

「あぁ…」


「(何だったんだ)」



〖エムさん、追加で来た奴らにも指示お願いします〗

「…」

「反対側から切っていけ」

「そこで使える範囲が決まってくる」

〖はい、では〗

〖人が住んでいない所のギリギリまで開拓します〗

「任せた」

〖はい!〗


「(順調だな、今のところは)」


〖…日が暮れてきました、

そろそろやめにしますか?〗

「そうだな」


「皆、作業を終了しろ」



「今日も安全に、迅速に」

〖〖〖〖〖はい〗〗〗〗〗

「始めてくれ」


〖あ、エムさん〗

〖あそこの小屋って取り壊しますか?〗

「あれか、一昨日確認したが 大丈夫そうだ」

「木々と同じく片付けてくれ」

〖分かりました!所構わずってとこですね〗

「…くれぐれも荒くするなよ」

〖分かってますって〗


〖手の空いてる奴は集合してくれー〗

「(行動が早くて助かる)」

「(…あの動き、私には出来ないな)」


「(小屋が、あっという間に

その辺の木屑と同等になる)」

「(この森は想定よりも早く無くなりそうだ)」

「(そこに、何を建てるか…

までは決めていなかったか)」


「(それも会議で決めていくのなら)」

「(今の内に候補を出しておこうか)」

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