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T o w n  作者: 街灯兎
C i ty
123/188

Purity and vigilance

何処に行くんだ?

「「小屋とか」」


やはりそこか、そこしかないか。



703__ _


「「前はさ、幽霊が居たよね」」

エスの祖父だったな。


「「なんか会いに来てたけど

ボクらその機会を潰したかもね」」

その後の事は分からない。


「「もう居ないよね、

会えたは会えたんだから…未練とか」」

そうだな。


小屋のドアを開ける。

誰も居ない。

「「(良かった)」」

そして、此処にはパズルがある。


「「此処は誰も来ないのかな?

あれ以来、物が動いた感じは無いけど」」

そんな物好きは居ないだろう。

「「(客観的に見てエムが物好きになりそう)」」


1、2、3。

これまで行った場所を思い出させる。

残りの穴からすれば、4、5、6もあるとは思うが

何のために、これがあるのか。

番号を追っていって、どうなるというのか。


パズルは謎だらけで、誰も存在を知らないだろう。

それか、興味すら持たれない物なのだろう。


僕はそれを使って

信じられない現象を起こしている。

ように感じる。

これは何をする為のパーツなんだ?


〖あはははっ〗

「「?」」


〖こっち来いよ!〗


…子供の声だ。


〖待ってよ、ねぇ早い〗

〖そんなんだからお前は…あ〗


ドアが開きっぱなしだったな。

子供二人と目が合った。


〖ごめんなさ〖もしかして高いとこの人!?〗

高いとこの人?

〖何それ〗

〖知らないの?〗

〖うん〗

〖すっごい高いお家があるの〗

〖そこにね、この人みたいな

服を着てる人がいっぱい居るの!〗

〖なんで?〗

〖分かんないけど、とにかく高いとこの人!〗

〖ふぅん〗


「………」


〖ねぇ、おねーさんは何処から来たの?〗

「え…」

〖此処じゃ、そんな服珍しいよ〗

「……」


〖何してるの?あそこで〗

「……」


まだ公に出来ない実験段階だったか。

知っているのは三人。

これは教えてはいけないだろう。

その前に、僕もその内容を知らないが。

「「(どうする)」」


「「(エムは女で、子供相手だから……)」」


「私、知らないの」

僕は勝手にしゃがんだ。

〖えー?なんで?あそこに居るんでしょ?〗

「「(無垢って怖い)」」


「知らないことだってあるよ。君らもそうでしょ」

〖む、そうだけど〗

「「(知らなくていいことだってある)」」


〖知らないならしょうがないかぁ〗

〖……〗


「ところで、何してたの?」


〖…知りたい?〗

「うん、知りたい」



『一応、おじさんも研究はしてるから

話とか合わないのかな』

『研究者同士』

❲………❳

『あっこれは僕の予想上での話ね』


‘…そうですね、男性だから

警戒されているんじゃないですか?’

『それかも』

❲え……❳

‘初対面の男性が苦手な人も居ますし’

❲(初対面の男性って何)❳

❲(皆始めは初対面だろうよ)❳

『(今それはいい)』


❲(それは男に限らず女でも…)❳

❲(初対面の女性でも‘ちょっと行ってきます’

“私が助けましょう”

『じゃあAは遠隔で指示出すのか』

“はい”

『いいね』

❲………❳

❲(警戒、か)❳


❲(威圧でもあるのか……?顔か?)❳

❲(俺を受け入れてもらうにはどうしたら)❳


❲(……常に笑っているとかか?)❳

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