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T o w n  作者: 街灯兎
C i ty
118/188

Contents and appearance

「はぁ……」

「こないだのあれ、何だったんだろ」



615__ _


「(話の流れ的に、私の新しい家。

らしい家に滞在し始めたわけだけど)」

「(急過ぎてよく分からないな)」


〖エスさん!〗

「(ほら、もう毎日会いに来る)」

「(知らないところで

婚約したのか分からないけど)」

「貴方とこれから一緒だなんて聞いてないから」

〖うっ…〗


〖(照れ隠しかな?)〗

〖(早く慣れてもらえるといいな)〗

〖そう言わずに!仲良くしましょう〗

「……」


〖(大丈夫、大丈夫。

ゆっくり時間をかければきっと)〗



〖これで町の平穏は確実ですね〗

〖あぁ〗

〖やっと解放されましたね〗

〖そうだな〗

〖今夜、パーティーでもいかがですか?〗

〖良いな、早速手配してくれ〗


〖〖〖はい〗〗〗



『こう毎回毎回エルが何処かへ行って

僕らは待ってるだけってのもなぁ』

‘?’

『いや、代わりに行ってみたいとか思わない?』

‘思わないです’

『な、なんで』

“リスクがあるからでしょう”

『そうか』


「「あと、エル以外の人(博士限定)が

誰かになったら

それはそれは気持ち悪いだろうし」」

❲(俺の勘が悲しんでいる…)❳


『そう言われると、確かに…』

『誰になっても違和感がないのはエルだけか』


‘例えば

私がゴリゴリのマッチョになったらどうするんですか’

『何故マッチョ限定…?』

『2通りのエルを見たけど、

中身だけで、外見はそこまで変わらないと思うけど』

‘度を超えた人になったらの話ですよ’

『それ、そうそうなさそう』


『あ、でもさ、ですます口調の人が

グイグイ行く人の口調になったら面白いかも』

“……”

‘おい、早くしろ!とかですか?’

“アタシの前から消えな。…でしょうか”

『……』


『ちょっと今 それはいいかな』

『やっぱり律儀系姉妹で』


“姉妹?”

‘違いますよ、他人といえば他人なんですから’

“そうですね”

『そう見えるってだけ。(内心はともかく)』


『で、そう行き着くと……』

『好奇心ってものがあるけどさ』

好奇心。

『次のエルはどんな人なんだろうとかいうね』


『でも、休みなくエルが

何処かへ行くのも大変でしょ?』

あまり。

『…うーん』

「「疲れを知らないんじゃない?」」

『えーそれ羨ましい…』

『…眠らなくていいんだから

そこら辺はまぁ妥当か』


‘私もですよ!’

“疲れるのは博士とエヌ様だけではないでしょうか”

『…(二人だけか)』

❲…(謎の敗北感)❳

『おじさん、そこは敗北する所じゃない』

❲お、そうだな❳


『…好きな時に行ってくれて構わないよ』

そうする。

「「ボクは行かなくてもいいけどね」」

『エルに言ってるの』

「「(ボクもエルだけど)」」

『……』


じゃあ、もう行こうかな。

『早いね、大丈夫?』

大丈夫。


『気をつけてね』

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