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T o w n  作者: 街灯兎
C i ty
110/188

Pig

〖…朝か〗

〖(今日はちょっと寝れてないかもしれない)〗


〖おはようございます、主様〗

〖おはよう…〗


〖(気を引き締めていかんとな)〗



607__ _


〖おい、準備しろ〗


〖〖〖はい〗〗〗


「…」

「…(朝か)」

「…」

「…(さぁ、今日からどう虐げてくれるのかな?)」


〖起きたか。豚〗

「……」


〖何してる〗

〖豚に休息などないのだ。さっさと行け〗

「はい…!」


「(豚か)」


〖退け〗

〖〖〖はっ〗〗〗


〖…どうだ?今の気分は?〗

「………」


〖ん?〗

「悪くないわね」

〖(ん??)〗

「対応がよ。勘違いしないで」

〖あぁ…〗


「この調子でいくわよ」

〖分かった〗


〖……〗


「(昨日からどれくらい

何の教育をしたのか楽しみだわ)」


「(いつもより色んな道を通ろうかな)」

〖おっ丁度いい〗

「?」


〖皆見るがいい!

今から長の娘を二度と

我らに歯向かわせないようにする!〗

「……!」

〖〖〖〖うおーー!〗〗〗〗

〖おっ〗

〖なんだなんだ?〗

〖騒ぎか?〗


〖公開処刑と同等の屈辱を味わわせてくれる!〗

「……」



❲………❳

「………」

❲……っ❳

「………」


❲………❳

「?」

❲……っく、あぁぁぁ……!❳

「???」


何故、博士、僕の顔を見ては悔しそうにするのか。

『気にしないであげて』


「「(気にしなくていいもなにも)」」

『……』


『《さっき、エスって人がエルになってたんだけど、

それがおじさんに好評だったんだ》』

エスは女の人だったな。

好評?

そんなものあるのか。

「「だね」」

『だから気にしなくていいって』

❲余計気にするからやめてくれ……❳

『(そっちに食らわせたか)』


『まぁ、《一時的に惚れてたんじゃない?》』

……

『冗談だよ。そんな訳ない』

「「訳ない訳ない」」


「「じゃないと怖いからほんとに」」

❲………❳


‘あの、何処が怖いんですか?’

“アイ様も 成長すれば判るようになりますよ”

‘今知りたいんです!’

“そうですか……”

‘………’

‘まさか私を子供だと思っているんですか!?’

“いえ”

‘じゃあ教えてください!’

“大人なら、察しがつくはずです”


‘………’

‘わっ分かりますよそのくらい…’

‘私は子供じゃないので!’

“(子供は沸騰ワードか)”



博士は、もう一度僕の、…エスの顔が見たいのか?

「「何思ってんの?」」

あれを見て

『あれ…(おじさんが地面に話しかけてる図)』

見せずにはいられないだろう?

『…優しい。けど、使い道きっと間違ってる』


あと、パズルの…この2というのも気になる。


「「9割そっちに気がある模様」」

いや、五分五分だ。

『………』


『よくあっちのことは分からないけどさ、

エスとして正しいことをしてきなよ』

そうだな。

勝手に知らない人が

話を進めていたとか だと困るからな。


『やけにピンポイントな……』

『まぁ行ってらっしゃい』


「行って来ます」

「…(やれるだけやればいいわ。

どれだけ容赦なくできるか見もの…)」

「え?」


『あ』

❲はっ!❳


『速い速い速い』

『おじさん、ウェイト』

❲………❳


『あっそこに地雷埋まってる』

❲ひっ❳



❲(何をする)❳

『《いい?今の状況分かってる?

あっちはこっちのこと何も知らないんだよ?》』

❲(それは…そうだが、

もうこの一回しかエスを拝むことができないんだ)❳

『《なんかやめてよ

多分本物のエスはもっと可愛いよ》』

❲……❳

『《あと迷惑。

ここに呼び出してる時点でアウトだから

(2度目は嫌そうだという理由で)

それ以上の失礼は慎んでね》』

❲……❳


❲なら、遠くから見ている❳


「(何の話を…?)」

「…(此処って)」


「またか」


❲『…!』❳


❲『すすすいません!!!』❳

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