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T o w n  作者: 街灯兎
C i ty
106/188

Here is funny

あの男の人から

少しお仕置き?を食らった後

また家畜小屋に戻された。


「「なんか踏まれたね…」」

何だったんだろうか。


603__ _


「「エスっていう人は

ここで虐待でも受けてるのかな」」

エス?


「「さっき言われてた名前」」

「「エルの事だよ」」

そうか。


「「虐待だとしたら問題だよね」」

だが、持ち場が家畜小屋なのだから

これが仕事なんだろうな。

「「なんとも言えない…」」


この町の人達はおかしく思わないのか。

「「ボクも同感。聞いてみる?」」



〖え?虐待?あなた今日は嗜好が違うのね〗


〖な、なんだ下人が俺に…は、歯向かうのかっ?〗

……


「「町の人は皆 僕らを下に見ているみたいだね」」

言っていることも訳が分からない。


全人口があの対応なのか?


「「じゃあ、身分の一番高い人に聞けば良いよ」」

あの男か。



〖何の用だ〗

槍を持った二人が入り口を塞いだ。


「会わせて欲しいです」

〖主は忙しいのだ。明日にしろ〗

「今」

〖主は忙しいのだ。明日にしろ〗

「そこをなんとか」

〖主は、……忙しいのだ〗


「「…仕方ない、出直そう。エル」」

そうだな。

〖(エル…?)〗

〖(誰だ?)〗


〖……何だね、エス〗

〖あ、主様…〗

奥から出てきた。

「聞きたいことがあるんです」

〖…〗


〖駄目だ、明日にしろ〗

「……」

〖主様は忙しいのだ。見て分からないのか〗


〖いい、中に入れろ〗

〖……はっ〗



〖…それで?〗

「……」

〖……〗


〖おい、二人にしてくれ〗


〖〖〖はい〗〗〗


〖どうしたんだ?エス、

…もしかして間違っていたか?〗

〖すぐに改善する。だから気を悪くしないでくれ…〗

「「……?」」


「この虐待のようなものは 何であるのですか」

〖……〗

〖(試されているのか)〗


〖町の…存続の為だ〗

「存続…?」

〖何度も言わせるな。お前は町全体の対象だ〗

「「?」」

「生け贄ということですか」

〖(今日はその方針なのか……)そういうことだ〗


〖用は済んだだろう〗

後ろから何人かの人が来て 外に出された。


「「……」」

……


「「なんなんだよ、あいつ」」

……

「「ここはおかしい、明らかに」」

……

「「異常だよ、うん」」

……

「「エルもそう思わない!?」」

……

「「……」」


どうして今があるのか、は

町に原因があるのだろう。


探そう。それを

「「……そうだね」」


人に聞いても意味がないので

目もくれず、場所や物に絞って散策する。


ベースの造りは前の村と似ていた。

「「(それ、覚えてないな)」」


でも、変化は確かにある。

それが原因かもしれないな。


「「(そこまで感心がないからかな…)」」

「「(“前に来た村には

無かったものがありますね”)」」

「「(こういう所でも、Aに負けるのかな)」」


「「(何で今、そんなこと)」」


新しく出来た建物は、

あまり関係がないように思える。


そうすると、何も手がかりはないのか。


…いつでも街に帰れるように、帰路の確認をするか。


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