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T o w n  作者: 街灯兎
C i ty
105/188

For S

「「持ち場…」」


此処は


建物、か?


602__ _


「「…てっきり、この大きな

町一番豪華な家だと思ったんだけどなぁ」」

人に家の方向を教えてもらったが、

大きい家と隣にある家畜小屋のような所があった。


僕の持ち場は豪華な家だろうと思い、入ろうとすると

入り口に居る二人の人類に阻まれた。


悟る。

隣だ。


という経緯である。



「「いやいや、ここは家畜専用の家だよ」」

人が住む所ではないな。


通りかかった人が不思議そうに眺めている。

「あ、すみませーん」

〖??〗


「ここ、ボ…私の家ですか?」

〖……〗


〖そうだけど〗

〖それが何か?〗

微笑みながら通り過ぎていった。


「え、」

〖…(今更?)〗


?家なのか。

ならば入ろう。


「「待って 止まれ能力主」」

「「おかしいでしょ」」

何処がだ。

「「人が家畜と同等に扱われている事!」」

明確だな。

「「村の時はこんな所無かったよね?」」

新設されたんだな。

「「少しは疑問に思え……」」


だが、持ち場ということなので待機していよう。

「「……(振り出しに戻った)」」



〖あんた、早く行きなさい〗

突然外から呼び掛けられた。

僕のことか?行こう。


〖………〗

「………」

少し年をとっていると推定される

男の人の前に立たされた。

周りには女の人が何人か居る。


〖どうした、習慣を忘れたのか?〗

習慣?

女性、この場においての習慣があるのか?


「「(まず、)この人誰」」

〖おい誰だ〗

〖私らは何も〗

〖そうです、こいつでしょうよ〗


〖…礼儀も忘れたのか〗


礼儀か。

確かによく知らないような気もしてきたな。

「「(まぁ、街では)あんまり必要ないからね」」

〖………〗


〖…今日は生意気だな?エス〗

「……」


この人の顔の圧力が凄まじいな。

「「(エス?)」」

「「(なるほど…)」」


「「(ボクらはエスっていう女性になって、

今こんな状況になっている、と)」」

「「(ケイの時みたいな面倒くさい感じか?)」」


〖……〗

〖……〗

〖……ふっ〗

周りの女の人達は何の為に此処に居るのか。


〖いつもよりも叩き込まねばいかんな〗

何をだ、太鼓をか?

「「……(純粋にも程がある)」」


男の人が片手を出すと

すぐに女の人が何かを渡した。

それを何だ?どうす


足に着けた。

「「(履いたの間違いじゃない…?)」」


そしていつの間にか

両手を縛られているが気にしない。

「「(気にするべき)」」


〖お仕置きだ〗



「………」


『どうしたの?』

「いえ、何でもありません……」


『もし何かあったら誰かに言ってね』


「……ありがとうございます」


❲よ、よし❳

❲エスさんの為に、情報を集めてくる❳

『早速動き出した……』

〖(ってこれでいいのだろうか…)〗


〖(いいや!エスの為、エスの為……)〗

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