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T o w n  作者: 街灯兎
The second
103/188

Puzzled

‘此処は、エルさんの街です!’

「エルさん…」


6--__ _


「…その人は、この街の長ですか?」

『違うと思う。ただ、まち っていうのが多くてね』

「?」


『それに、此処はエルしか居なかったから』

「…?」


❲おいおい、エスさんが困ってるだろ❳

『あ、そうなの?』

❲見て分からないのか❳

『…』


❲エスさん、俺らは別の町村に居る者なんだが❳

「…はい」

❲エヌ、…そこの茶髪っぽい黒髪の奴が研究者でな、

此処に調査をしに来た時があったんだ❳

『(茶髪?)』


❲その時に見つけた人が エル一人だったから

ここは特別な場所として、エルの街って言ってるんだ❳

「……」


『…いや、細々話したって何ら変わらないよ』

「なるほど…」


❲ほらな!お前の言い方が❳

『謎のドヤ顔やめて』

❲えっ❳



「何が起きているのか、まだよく分かっていないのですが」


「地名が違うので、元居た場所ではない

という事だけは理解しています」


『フィン?』

「そうです。

(何故、私の事を初対面の人が知っているの…?)」

“それは、私の能力、熟知の効果です。

もし、嫌な思いをされていましたら 申し訳ありません”

「え、あっいえいえ」


「??(じゅ、熟知、とは…?)」


‘エスさん、この人は私の表音、Aです!’

「え、A…?(表音…?)」

‘Aは色んな能力を持っているんです’

「は、はあ…」


❲アイ、A。エスさんが困惑していらっしゃるだろ❳

『現在のおじさん 何かおかしい気がするんだけど』

「……」


「(話についていけない……)」

『……』


『(ケイは、商人だから、パーツの事を知っていたけど…)』

『(一般の人は普通、知らないんだよな…?)』

『(この人が一般かは知らないけど)』


『じゃあ、エス(凄く噛み砕くと…)』

「…はい」

『僕等は不思議な力を持っている』

「……」


『例えば、……』



「…よく分かりました。ありがとうございます!」

『でも、信じられないよね。能力とか』

「そうですね、聞いたことがありませんでした」


❲…(いつからエヌの手柄に…)❳


‘あれっ博士さん、妬いてます?’

❲やっ、やっ妬くなんて…ねぇよ❳

“(妬いていますね)”

‘(分かりやすいですね)’


❲なんだよ…何でちょっと微笑んでんだよ……❳



『えーっと、状況整理が大まかに出来たので』

❲……❳ ‘……’ “……” 「……」


『…何する?』


‘今度こそ、やることが無いですね’

『そうだね』


「…あ、あの」

『?』

「私の祖父が、小さい頃に…何か言っていたんです」


『何か…?』


「内容は覚えていないのですが、

大事な事だったような気がするんです」


『……』


❲よし……俺、その記憶を戻すことに尽力しよう❳

「…本当ですか!」

❲あぁ、任せておけ❳

『まーた何か始まったよ…』

‘何が始まるんですかね??’

“ひとまず、泳がせておきますか”

『うん』


「……?」

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