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T o w n  作者: 街灯兎
The second
102/188

S__ _

「…………」


❲よぉ、ケイ❳

「?」


❲お前の飛ばされた先は 此処だったんだな❳

「…?」


❲行くぞ❳

「………」


5--__ _


『Aの能力って何?』


“………”

『?』

“ただの 能力を強化するものですよ”


『そうなんだ』

『(何だ、この間…?)』


『(まぁいいか)』

『(確かに、Aの選択は有意義ではあるよな…)』


“………”



❲連れてきたぞ❳

『あっ気が利くねー』

「 」


❲良いところでエルになっちまったからな

続行しようぜ❳

「…」


‘どうしたんですか?’

『……』

「……」


『…はっ!!』


『エルが騙されたとか

買ったとか言ってたやつ!??』

『ケイ、もしかしてそれを怒ってる…?』


❲あ、あぁ、ケイは商人だからか❳

『お金にうるさいんだとしたら、エルがごめん!』

❲(1つ余計だぞ…ヒートアップしたらどうすんだ)❳

『……』


「…」


『……?』

『(よ、様子がおかしい気が)』


“彼女の名はエス”

❲(彼女…女…?)❳

“ケイ様と同じくフィンに滞在しています”


『「!!」』


『どこから、その情報が…』

「……」


“…先程は誤魔化してしまい、申し訳ありません”

『誤魔化すって…』

“私の能力は 熟知 です”


『熟知…』

❲……❳

‘………’


『(何それ?)』

“(知りたいものを知り尽くす能力です)”

『へぇー(…それってダメなやつ、じゃないよね?)』

“(…ダメなやつ、ですか)”

‘(そうです、何かずるい感じがします)’

“(問題ありません。ケイ様に確認済みです)”

『…なら良かった』

‘そうですね’


「……?」

❲おいおい、俺の聞けない会話はよしてくれよ…❳

「?」


『後で説明するから』

❲……❳


『…で』

‘あ、そういう…’

“はい”

❲……(ったく、俺が透聴持ちだったら良いんだがな…)❳


❲…ケイじゃないのか…❳

「……」


❲(見た目はやっぱりエルなんだが…)❳

❲エス、と言ったな❳

「は、はい…」

❲……❳


『よし、じゃあ話がまとまったから

次はおじさんにっと』

『……どういう距離??』


❲い、いや…その❳

「……」

『?』


❲(エス、さんは…)女なんだろ?❳

『そうだね、Aによれば。…何でさん付け?』

❲そこは敬意で❳

『うん』

「?」


❲(エルは、)男だよな……?❳

『何言ってんの、

散々一緒に居るのに 性別すら分からなくなったの?』

「…?(さっきから、何を話して…)」


『男だよ』

「(誰の事を話しているんだろう)」


❲でもな、外見…女に見えてきた❳

『!?』

“……”

‘??’


❲ほら、エルって中途半端な、いや…

中性的な髪の長さというか、だな❳

『うん』

❲だから、中身が変わると

外見が違く見えても仕方がないよな!❳

『急に強気!!』


「(エル、という人の話をしているみたい)」

‘エスさん、宜しくお願いします!’

「あ、えと…」


‘私はアイって言います!’

「アイ、さん…」


「あの、…いきなりですみませんが」

‘はい!なんなりと!’


「此処は……?」

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