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First kiss

作者: しおん

校舎の裏。夕暮れ時だ。



サッカー部の歓声が聞こえる。



ボールを蹴ったあとの、弧を描く様が目に浮かぶ。



愛加里は目をつぶる。



……なぜこんなにもドキドキするのだろう。



夕焼けは頬を照らす。温かくて熱い。



蒼汰の優しい息遣いが近づいてくる。



制服のスカートがそよ風ではためく。



ボックスプリーツのヒダが足にまとわりついた。



初めてのキス。



誰にも見られてない。二人だけの世界だ。



「可愛い……。」



唇が離れると、蒼汰は愛加里を真っ直ぐ見つめながら、そっと呟いた。



愛加里の頬が更に熱くなる。



グラウンドの歓声が一段と高くなった。



涙がひとしずく落ちそうになったのは、なぜだろう。

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― 新着の感想 ―
[一言] ひゃあーー(〃ノωノ) ドキドキ! ドキドキ! 甘酸っぱい! 短い文字数の小説もいいですよね。短いゆえに想像する幅が広がって。思わずニヤニヤしちゃいましたーーー(〃ノωノ)
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