表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/62

陸奥海斗の場合 06


第十節


「この戦い方初めてでここまで対応するのは見事やが、最終的にはワシの勝ちじゃ」

 おしゃべりに付き合う義理は無い。多少の痛みを覚悟しつつ、ダッシュした。

 次の瞬間、女子高生の不敵な笑みが目に入った。

「悪いな。ワシの勝ちや」

 何故か次の瞬間、前方につんのめった。

「!?っ!」

 完全にバランスを崩す。空中に放り出されたみたいだった。

 最後の後押しをするだけでよかった。

 陸奥に押された橋場は、そのまま派手に地面に転がった。

「きゃああっ!」

 むぎゅり!と発育のいい乳房が身体の下で押しつぶされ、勢いよくゴロゴロと転がる。

「だーっはっはっは!ワシの勝ち―!」

 転がりが収まり、思わず顔を上げる。

 ホコリまみれになり、あちこちがほつれ、破れて「ブラひも」まで見えている。

 完全に「何かあった後の就活中の女子大生」という風情だ。

 茫然として何が起こったのか分かっていない。

 ひゅん、と近くまでやってきてくれるセーラー服。

「自分、下半身見てみいや」

「?…あああああっ!」

 そこには膝丈の「タイトスカート」があった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ