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陸奥海斗の場合 02


第三節


「最後まで?もしかしてスカートめくったりおっぱいもんで堕ちるまでやるんか?」

「…違うのか?」

「まーワシも最初の頃はそんな具合にやっとったがな。あれは終わった後お互いに気マズいで」

「じゃあどうする」

「相撲ルールはどや?」

「相撲?」

「そう、土俵は無いが、足の裏以外が地面についたらそっちの負けや」

「…へ?」

 ニヤリとする陸奥。

「こういう条件決着は初めてかいな」

「いや…」

 それどころかポーカー決着すら目の前で見た。


 人気のない放課後の帰宅途中に思わぬヘンなのに声を掛けられてしまった。



第四節


「確認したい。解除条件と報酬について」

「解除条件?自分らメタモルファイトにそないなもん持ちこんどんのかいな」

「練習にあたって緊張感を持続するためだ」

「だったら必要ないな。言ってみれば他流試合や。解除条件無し。決着すれば解除OKや。それで?」

「これはこっちから提案だ。俺はメタモルファイトについて情報を集めてる」

「情報?」

「ああ。戦い方でもメタモルファイト全般に対する知識でも何でもいい。知ってることがあったら教えてくれ」

「それは自分が勝ったらやろ?」

「そのつもりだ」

「ワシはかまへんけど…自分が知らん情報を都合よく持っとるとは限らへんで?」

「構わない」

「それならこっちからも報酬条件出してもかまへんな」

「当然だ」

「試合の結果に関わらずネタなら教えたるわ。その代りワシが勝ったらもう一試合じゃ」

「続けろと」

「そうや」

「…あんまり想定したくないが、勝てなかったら?」

「勝つまでやな」

「それでも勝てなかったら?」

「ワシの気が済むまでや」

 考えている橋場。

「分かった。受けよう」



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