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シンタロウ・オガタの場合 18


第二十四節


 一人を指さした。透き通るような白い肌に真っ赤なマニキュアが鮮やかだ。

「ここにいる連中は君たちにも暴力を振るうし、ここに流れ着くまで何人も抗争で殺してきた悪人ばかりという理解でいいかな?」

 頷くバニー。

「じゃあ決まりだ。この間やめたって言うバニーの衣装の色は?」

「…ピンクだけど…それが何よ」

「ピンクね」

「んー!んー!」

 精悍で筋肉質の男が、外見からも分かるほど筋肉がしぼんで行く。

 代わりに肉感的にでん部が大きく丸くなり、厚い胸板はセクシーなバストとなった。

 刈り上げられた髪がぐんぐんと流麗なブロンドとなって流れ落ちる。

「…何よこれ」

「見ての通りさ」

「んー!んー!」

 自らの身体の変貌ぶりに必死に抵抗しようとするが、どうにもならない男。

 完全に金髪碧眼の美女となってしまった。まるでプレイボーイ誌のグラビアモデルだ。

 次の瞬間、スーツの袖がぐんぐん縮んでいく。

「っ!!」

 あっという間に腕がむき出しになり、肩と背中の上の方まで露出する。

 仕立てのいいスーツはピンク色の軟体物体となって乳房を半分だけカバーした。

「あっ…」

 相対的に細くくびれたウェストが印象的なボディに体型をモロに浮かび上がらせるかの様にまとわりついて行くスーツだったもの。

 ピンク色に変形し、ハイレグ形状に変形していく。

「あ…あ…」



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