7……黒龍討伐終わってか、ら、の~
難産100%でした
俺達『チームロート』は(さっき名付けた)
黒龍の住むという情報のある洞窟へ着いた
「疲れました」「兄貴~、疲れた~」
「結構遠かったな黒龍窟。さぁ、出発だ!」
俺達は洞窟に入っていった。
「黒龍の住む洞窟だからモンスターとか
いるのかな?…とか言ってたら3体も来たよ……」
『ステータス』
【名前】グル【年齢】死後10年【種族】屍喰
【クラス】屍を喰らいし者【魔力】0
【スキル】生奪、魔法弱体化、再生能力、毒感染
【名前】バブ【年齢】160【種族】バブルスライム
【クラス】スライム将軍【魔力】7000
【スキル】物理耐性 魔法弱体化 再生能力 俊敏上昇
【名前】ギギラ【年齢】10ヶ月【種族】電龍
【クラス】電龍の幼体【魔力】1200
【スキル】吸血、増殖、麻痺、将来への期待
「死体と液体と謎の生物か…」
「油断は駄目ですよ、これでもみんなCランクです」
なるほど、君達を助けた時の奴らと同じランクか
そんなことを言ってると
「っ!」
バブルスライムがこちらに飛んできた
「おっと、当たるかよ」
俺はすれ違いざまに切れ味を強化し、『ボム』を付加して切り裂いた
これはエクスプロージョンを圧縮した自作魔法だ
これが爆発するのと同時にバトルは始まった
「くっ、私の相手はグルさんですか」
確かに魔法を使う私とは相性はいいんですが
体力も多いし、再生しますし毒が危険ですから。
でも
「僕の相手はギギラかよ」
増えるし麻痺あるからな~
でも
「「相手になる!かかってこい(きなさい!)」
ミラとグルは2mの距離を維持したままだったが
グルはミラへ腕を振りかぶり突進した。
口から涎を垂らし、一心不乱に
「キャッ!気持ち悪い!」
そこをチャンスとし、ミラは
魔力を増幅する装置である杖『エイジロッド』に
魔力を込め、グルにカウンター気味のフルスイングを放ち
当たった瞬間に杖から込められた魔力が
開放されて魔法に弱い体質のグルに炸裂した
サラはギギラの突進を避け続けている
「あぁっ!もう鬱陶しいなもう!」
跳躍んでくるギギラにカウンターの
アッパーを決めたが上からまた飛んでくる
サラは愛用している腕武『テンペスト』を構え
飛んできたギギラを掴み、腕に力を込め
「うぅっ!しゃらぁぁぁあ!!!」
引き千切った。
「これで片付いたな、二人ともお疲れ」
「いえいえ」「まだまだだぜ!」
じゃあ先に行きますか
さて、黒龍窟の奥まで辿りついたわけだが
目の前にあるのはすごく大きな扉だ
「凄く、おっきいです…」
聞いてない聞いてない
「じゃあ、行くよ。ふたりとも」
((ゴクリッ))
『ギィィィィィ』
「さぁ、鬼がでるか蛇がでるか」
「兄貴、出てくるのは黒龍だよ?」
「わかってるから」
そんなことを言っていると奥から威圧感を感じた
「とうとうご対面だ、黒龍よぉ」
『ステータス』
【名前】グラゴニス【年齢】870年【種族】黒龍王
【クラス】黒龍窟の主【魔力】430000
【スキル】魔法耐性 闇耐性 攻撃大上昇 命中上昇
防御大上昇 俊敏中上昇 魔法攻撃中上昇
魔法防御大上昇自然治癒上昇 魔力自然治癒
黒龍王の威厳 王の意地
「なるほど、こいつは強敵だぜ」
俺は心臓が破裂するほどワクワクしている。
「さぁ!殺り合おうぜグラゴニス!!」
俺は全力で魔力を練り本気の殺し合いを始める
足に込めた魔力を解放する。一瞬で黒龍の足元へ
飛んでいき、風の魔力を宿した腕を振るった
足首の半分がえぐれた
『グギャャャ!!』
ダメージを確認し油断したため近くに迫った
黒龍の腕の存在に気付かなった。
「グアッ」腕が体に直撃する直前に魔力の壁を
張ったが魔力の壁と一緒に吹き飛ばされた。
『ドガァァン』
「クソッ、強いじゃねぇかこのやろう」
「クロサキさん!無茶は駄目ですよ」
「そうだぜ兄貴、僕を忘れないでよ」
そうだった、1人で戦ってるわけじゃなかったな。
「ミラ、サラ得意な魔法で援護してくれ。
弾道とかはこっちで合わせるから」
「「はい!」」
「さぁ、本気で殺してやるよ。」
『サンダーボディ』
『ファイヤーボディ』
体が燃え上がりバチバチ音を出す
「その魔法は!?」
「合成魔法さ。オリジナルのな」
そう言うと黒龍の元へ跳躍んで行き
「こいつはさっきのお礼だよ!!」
黒龍の胸に魔法格闘の技である
『雷炎打功』をかました。
雷炎功打は雷と炎を腕に宿し当たる瞬間に炸裂する
黒龍は後ろの壁に激突した
『グギャッ』
少し壁にめり込んだ黒龍だが反撃に
ブレスを吐いたが少し靴に掠るだけだった
「おいおい、靴溶けてるぞ…」
俺は靴を脱ぎ捨てて
「俺の本気、よく味わえよ」
「僕たち、あの中に入る自信ないよ」
「……がんばりましょう」
戦いは長時間に及んだ。
「はぁはぁ、お前もタフだなったくよ。」
姉妹もお疲れっぽいし黒龍も左手は肩ごと千切れている
俺も黒龍も全身傷だらけだ。
「終わりにしようか、強敵」
俺は体勢を低くし、魔力を右手に溜め
最後の一撃を決めにかかった。
黒龍に飛び掛り叫んだ
「くらえ!『電火剛拳!」
『ダークネススマッシュ』
拳と拳がぶつかり黒龍の手が割れ
仰け反った時、頭上飛へ飛び、言った
「終わりだ…じゃあな。『牙王(がおう』」
黒龍の頭を黒崎の腕が貫いた……。
「終わったんですか…?」
「あぁ、終わったな」
「あ、あにきぃぃぃ!!よかったよぉ!」
サラは泣きながら抱きついてきた。
「おう、お疲れさまだ」
頭を撫でながら俺が励ましていると
『ズガガガァァァァン!!』
轟音とともに地面が揺れた。
「キャッ、凄い揺れですね」
「まさか、洞窟の主が居なくなったから
崩れるってオチかぁ!?」
「兄貴!速く逃げうよ!!」
「クロサキさん!」
「………どうしてこうなるんだぁぁぁぁ!!」
追伸、街へ帰ってからもの凄い筋肉痛に
3人とも襲われました。
明後日までにユニーク1000突破したら
閑話いれます