月の夜に
白い夜に一輪の花。
それは異様で異質だった。
何の変哲もない木々と異様な物。
狭い世界で一際存在を主張している。
特質で特別な存在は羨望の眼差しで見ていた。
夜に移ろう大きな華を。
大きな存在は体を奪われてなお目の前に現れた。
姿形が見えなくなる時もあれどその度にその身を取り戻していた。
美しい。
花は華を羨んだ。
どうしようもないほどに。
月は幾年幾年も同じ場所から見続けた。
決して枯れることのないそれを。
ただみていた。
駄文が頭を過ぎったので形にしてみました。