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第9話 1階層ボス戦…ってはぇーなおい

 武器の確認と糸への登録ってやつも済ませたので俺たちはボス部屋の中へと入ることにした。それにしてもほんとこの2人強いわ…まだ3人で1階層に入って10分も経っていないんだよ。


「ここがボス部屋ですか…」

「ヨシオ様お気をつけて中央から魔力を感じます」


 うん、一度攻略してるから知ってるんだけどね。まあただの大きなスライムだし2人なら余裕でしょう。というかホルンさんの糸で一撃なんじゃないの?


 魔方陣が光り出し大きなスライムが中から姿を現す…いや、現そうとしたんだけど、完全に外に出る前にホルンさんが仕留めてしまったんだ。


「まあ初級ですから、こんなもんなんですかね」

「そう思いますなら私に譲ってくださいな。魔物とか今回初めて会いますし、しっかりと慣れておきたいのですけど?」

「………はぁ」


 2人とも我が強いというかなんというか…もう少し仲良くしてくれるといいんだけどな。これに付き合わないといけない俺が疲れるじゃないか。


「由雄様何やら宝箱がありますよっ」

「あーうん。ボスを倒すと人数分出るんだよ」

「初級だから大したものは入っておりませんよ?」


 まあそうなんだけどね。でも俺たちの世界の人からすれば何が出ても珍しいものなんだよ。スキルとか魔法とかマナが足りなくて使えないんだからね。


「ウォーターって魔法が2つと、手袋みたいですね」

「魔法…っ 由雄様っ 魔法が存在しているのですね!」


 あーうん…その気持ちはよくわかるわ。初めての魔法は嬉しいよな。でもその魔法水が出るだけなんだよ…


「手袋は防刃グローブみたいですよ」

「ホルンさん鑑定出来るんだね」

「はい任せてください」


 俺の『鑑定』は健太に持たせてあるから今ないから助かったよ。防刃か~誰が使うのがいいのかな。


「あのっ 宝箱3つでしたし、1ついただいていいのですよね?」

「あーうん。何が欲しいの?」

「せっかくなので魔法をいただきたいのですっ」


 2つあるしこの魔法が欲しいって人もそういるもんじゃないからいいんじゃないかな? ちらりとホルンさんのほうを見るとすでに差し出す気満々なくらいだ。


「ホルンさんはどっちがいい?」

「先に選んでよいのですか? でしたらぜひ防刃グローブをいただきたいのですが…」


 もちろん全然オッケーだ。むしろウォーターの3段階目が気になってたんだよね。俺は魔法のスクロールを受け取ると早速使用し、壁のとこのタッチパネルでステータスを開いて覚えた魔法を確認した。


「『ウォータースプレー』…か」


 気のせいか威力が下がってる気がするな…まあ攻撃魔法じゃないからいいんだけどさ。

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