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私と可愛い子
「時空の…狭間…ですか」
「はい、あなたの元いた世界とその他の世界との間、といえば多少はわかりやすいかもしれませんね。
ちなみにあなたは私のこと見えていないかも知れませんが、私はあなたのことしっかりと見えていますよ。
あ、姿の見えない相手との話しはあまり好きではありませんよね」
パンッパンッと手を叩く音とともに辺りが明るく見えるようになった。
それでも周りには何もない。見えるのが黒から白に変わっただけだった。
「こちらですよ」
後ろから声が聞こえた。振り向くとそこには若干12歳ほどの白いワンピースを着たとても可愛らしい少女が立っていた。いや、正しくは浮いていた。
「どうしたのですか?」
私がずっと彼女のことをジロジロ見ていたのがわかったのかそんな言葉をかけられた。
「いえ、話をしていた相手がこんなにも可愛らしくて抱きしめたくなるような女の子だったとは思わなかったもので少し驚いてしまっただけです。」
「なんだ、そんなことだったのですか。…可愛らしいなんてそんな事は無いですよ。」
頰を赤らめ少し恥ずかしそうにもじもじしながら言っているが、その仕草も可愛い。




