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時空の狭間

「あなたはかなり素晴らしい量の知識を蓄えていらっしゃいますね」

何も見えない、何かに触れている感覚もないがそんな声が聞こえた気がした。

…幻聴か。流石に倒れてる人を見てそんな事を言う人がいるとは考えられない。

「まぁ、確かにそうですね。そんな人がいたら私が少し罰を与えています。」

…なぜこちらの考えがわかる。口を開いていないのに。それにその言い方だと人では無いようだ。

「察しがいいですね。私は人間ではありません。あなたたちが言うところの天使?神?といったところでしょうか」

そのような高位の存在なら人の思考を読むなど容易いということか。

「まぁそんなところです。話が速くて助かります」

で、私に何の用でしょうか?

「そうですね…まぁ簡単に言います。あなたは死んでしまいました」

「…えっ?」

「やっと声を出しましたね。ずっと思考を読むのも大変なんです」

「そうだったのですか。

それで、一体どうして突然…至ってまともな生活を送っていたはずなのに…」

「たしか急性心不全とかなんとか。私はあまりそちらの医学とかわからないので正しいか自信ありませんけど」

「まぁ、それはなんとなく理解します。それで、ここはどこなんでしょうか?」

「ここですか?

ここはですね…一言で言うと『時空の狭間』です」

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