バカよ、進め
忙しくなくても
なにかに追い立てられていた
暗い暗い闇のなか
出口はないとおもっていた
谷底にいたれば 登るしかない
言葉ではわかっていても
心ではわかっていなかった
ただのバカだから
1度や2度 道を踏み外す
しかたがない
バカなんだから
進んでみないとわからない
たぶん 3度目もあるだろう
ただのバカだから
でも 2度経験したバカは
経験していないバカとは ちがう
つぎ 踏み外す前に
今の気持ちを この詩にしたためよう
バカだと嘆くだけなら はじまらない
バカが進めば
道がひらける