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THE TEAR OF WORLD  作者: FRONTIER
TURBULENCE
61/110

GET RID OF DESPAIR Ⅴ

ドルコンは得意げな表情で前に出る。


ちなみに平和軍の上位兵はそんな容易に倒せる力ではない。かつてスタークがエデンに所属していた頃、彼の同志は平和軍との戦いよって戦死したものだ。





…まぁ、ここは小手調べといくかな。

俺も魔人旅団の戦いを見るのは久しぶりだ。





「僕ら平和軍に背く者は皆制裁を与えなければならない…君達もこの炎に焼かれて逝くんだ!」



リーガルは傷を癒すためにリカバリー・チームから支給された回復薬を投与し、万全なる状態で挑む。



「なに、ユーは炎を使うのだな!?」




「あはは!ただの炎じゃないよ…高速で突撃する火玉さ!」





リーガルは周囲に何十という数の火玉を作り上げる。


火玉一つ一つに魔力が込められているせいか辺りは重々しい。




それらは放たれ、容赦無く次々とドルコンを襲った。さすがの彼でも無傷ではすまないか…?







「さてと…まずは一人。次は君だ………



なにっ……!?」





爆発による煙から現れたのは魔人と化したドルコンである。無傷どころか能力を発揮させて火玉を消滅させていた。




「ふむ…これがユーの炎かね?温いな…」





ドルコンには武器がないが能力、単純に言えばリーガルと同じ炎を使う。


しかし、彼の炎は火玉ではない。かつて地獄の果てで行われていた、骨の髓まで焼き尽くす火刑のごとく相手を死に追いやる。



故に滅業焔(めつごうえん)…と呼ばれる。






リーガルは地獄の業火を前にして逃れることはなかった。



魔人旅団てのは皆こうも強いのか…??



殺気をむきだしにしていた魔人の時とは違い、もう普段の無性に腹立たしい髭面となっていた。





「まぁこんなところか…なっ!」




「はっ…なかなかやるじゃねぇか。行くぞ。」




まだわずかに熱気が残ったこの部屋を跡にして、彼らはさらに深部を目指した。


部屋を出てみた。するとそこには何百という兵士達が武器を手にして待ち構えていた。


こんな兵力がよくあるもんだ…。



だけども、スタークにとっては好都合かもしれない。先へ進むのに退屈しそうにはならないからである。


そして、二人の魔人が存分に暴れていった。




「いっちょド派手にやるかぁあ!!ヒャッハーッ!!」

 

 

 


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