表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE TEAR OF WORLD  作者: FRONTIER
COMING TO A HEAD
42/110

COMING TO A HEAD Ⅱ

こうして異次元の中での最後の朝を迎えた。外の世界は雨や雪が降ったりするが、こっちはいつまでも同じ気温であり、天気など存在しない。まだこんな調子に慣れずにいた。



部屋の中心に集まり、スタークの指の合図と同時に周囲が変化した。ただ、今回は背景は変わらずに部屋の広さなどが変わり、大きな柱が林立している空間となった。殺風景であることは相変わらずだ。




「今日は実戦だ。お前はこれから戦闘を行う。そして、そのあいては…」





昨日戦った悪魔のようなやつが相手だろうか。緊迫感が高まりつつあったが、実際は意外なものだった。


身構えるアレンの目の前に立ったのは、長い黒髪をゴムでまとめ、白く輝いた刀身の剣を手にしたリースだった。まさか彼女と戦うことになるとは夢にも思わなかっただろう。




「アレン様、本日は修行の為…私も本気で挑みます。


ですから、貴方も本気でかかってきて下さい。」



その時の彼女の目は覚悟を決めたものだった。死ぬか生きるか…互いにどちらかの結末をたどることになるだろう。




アレンは様子見を兼ねて彼女との距離を空けた。しかし、その手段は何も意味なかった。彼女は剣を振りかざして迫ってきた。


素早く避けた時、剣の先を向けてそこから白い光線を発した。それはアレンの腕をかすった。もしあれが胸等を貫いていたらと考えるだけで恐怖を覚えた。




「………まだですよ。聖煌剣(シャイリアス)…」




そう唱え、彼女は剣を上へとかざす。するとまばゆい光が視界を遮った。次に瞳に映った時、それはさらに鋭利で荘厳さを増した剣と変化した。


柱に向けて一振りすると、それに亀裂が入った。それに凄まじい魔力を帯びていた…!!





「いきますよ…アレン様!!」




「くっ…!!」

 

 

 


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ