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THE TEAR OF WORLD  作者: FRONTIER
MIDNIGHT PARTY
33/110

MENACE Ⅴ

スタークがキースの前に立ち塞がった時、キースは思わず身構える。彼といえどさすがに魔人を相手にするのは分が悪いのだろうか。




「魔人……か。悪いが、俺は現世で解放することを禁じられている。故に今ここで貴様と剣を交わすことは出来ない。だが、それでも…貴様では俺には勝てない。永劫にな……」




すると会場に人間の形をした複数の悪魔が現れた。キースを迎えにきたようだ。そしてそのまま彼は何も言わずにこの場を去っていった。



ふと外を見ると、少しずつ太陽が昇っていた。こうして、悪夢のような長い一夜は明けたのだった…







夜明けと同時にスタークの体は徐々に元の姿へと戻っていった。そして行き場を失ったアルフレッドはアレン達の元へと駆け寄る。



「アレン君…だっけ?君はどうしてあの時からずっとスタークにくっついているんだい?


竜巻でスタークを襲った時、僕は君に逃げろと警告したにも関わらずあの場から去ろうとはしなかったね…?」




「僕は…マリアを倒す最後の手段として、それまでスタークと…そしてビアンカの戦いを見届けることを決意したんだ。



僕達は…仲間なんだ!」






仲間…そんな些細な言葉がアルフレッドの心に強く訴えかけた。思えば、なにが仲間で、なにが信じられるものなんだろうか…彼はふと心の中で思慮に耽っていた。



そして、彼はついに答えを出した。これから歩む道を決めたのである。





「ちょいとばかり…僕も一緒に行っちゃまずいかな?その戦いにさ。



僕は…仲間だったはずのフィリアの幼い命を奪ったキースを許しはしない…。」




「いーんじゃない?アルフレッドは悪い人なんかじゃないわよ。」



ビアンカは直ぐさま彼を連れていくことに賛成した。たしかに、彼は根からの悪人ではないようだ。心強い仲間となるにちがいない。しかし、問題は彼だ…





「まだ…俺とあんたの戦いは決着ついてねぇ。だが…とりあえず後回しにしておいてやるよ。組織を潰したい気持ちは同じだろうしな。



ついてこいよ、どこまでも。」






スタークはそう言って窓から壊滅したハーレン街を見下ろした。これ以上…被害を広げるわけにはいかない。一刻も早くマリアを止めなければ、世界は終焉を迎える。



たった今…アレン・クロニクル、スターク・オーウェン、ビアンカ・アンデリカ、アルフレッド・トルネードの長きにわたる世界の運命をかけた戦いが始まった。終わりはまだまだ先である。

 

 

 


これで、とりあえず区切りが良いので第1章完結とさせていただきます。



後書きを書かせていただくのは今回が初めてです。これと言って書きたいことはないのですが…ひとつ言いたいことを。






なんとかアクセス数1000件突破いたしました!

これも読者の皆さんのおかげです。


これからも頑張って更新し続けますが、よろしければ感想やレビューなどをお願いします(^^)



無論文章力がないのは重々承知してます(;;)

それでも、アイデアが浮かぶ限り書きたいなと思ってます。


これからの作品をより良いものにするため、ご協力お願いします(^^)




それでは、第2章を引き続きお楽しみください…

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