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THE TEAR OF WORLD  作者: FRONTIER
MIDNIGHT PARTY
31/110

MENACE Ⅲ

バギーにダメージを与えられたが、これで終わるほど生ぬるい相手ではない。頭から流血していたが、彼はゆっくりと立ち上がった。


そして背中に背負っていた大きな剣を手にし、振りかざした。



雄叫びとともに床に振り下ろしてスタークに攻撃を仕掛ける。彼はなんとか避けたが、床にはぽっかりと穴が空いた。あれをまともに受けていたらただでは済まないだろう。




「ふん…一撃だ。儂の愛剣であるこの轟剣で一撃受けたならば、死ぬだろう。」




「ちっ…やっぱり一筋縄じゃいかねぇか。どうしたらいいかな。」




「それは愚問だな。魔人となり戦えば良いのだ。そうすれば、もう少しは興じられる戦となるだろう。」




「いやだね…魔人なんか解放したら、おっちゃん死ぬぜ?」





「ふははは!!!ならば、儂を殺してみろ!!」




右足をあげて四股(しこ)を踏むような動作をすると、床が揺れ始めてスターク達は尻餅をついてしまう。


バギーはその無防備な状態を狙って大剣でスタークを斬りつけた。床が壊れて彼はそのまま下のフロアへと落下していった。





「そんな…スターク!」




「これでまずは一人。次はもう一人の反逆者を消すまでだ。」





一歩ずつ戦意を失いかけているビアンカの元へと歩み寄る。このままでは本当に負けてしまう、アレンまでもがそう思っていた矢先のことだった。


先程スタークが落下した穴から神々しい紅い光が発生した。同時に何かとてつもなく重々しい魔力で満ち溢れていた。これはまさか……!!!





「ふん………魔人が現れたか。」




穴から現れたのは黒みのある紅い尾や角を生やした男だった。しかしそれは紛れも無くスタークである。右手をかざして前方に押した時、バギーの体は宙に舞い吹き飛ばされた。




「……………………」




「ふはははは!!!実に愉快だ!!よかろう…儂の手で今度こそ葬ってくれるわ!!」

 

 

 


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