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THE TEAR OF WORLD  作者: FRONTIER
SCARLET XXX
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3 ENEMIES Ⅵ

ビアンカは離れ離れになった彼らの行方を捜索するように辺りを歩き回る。彼らから感じられるわずかな魔力を辿って行くことしか出来ない為大変地道なことである。その時、一瞬だけ異様な雰囲気が漂っていることに気付いた。それは西の方角から感じられた。




「レオン!アルフレッド!」




彼らの名前を呼ぶと、高所から負傷したアルフレッドが落下してゆくのを目の当たりにした。それを悪魔が武器を振り上げて追いかける。




「ビアンカ…気をつけろ…」




落下してゆく彼を救おうとした時にレオンが彼女の元へと現れた。武器を手にしていたが、どうやら悪魔達と戦っていたようである。




「レオン…アルフレッドが…!」




「彼はもう助からない…。悲しむ気持ちはわかるが、戦場とはそういうものだ。彼の死を無駄にしてはいけないんだ!」




レオンの説得によってビアンカは仕方なく先へと進んでいくことを決心した。それからしばらく歩いたが次の通路への道がいっこうに見えてこない。




スタークやアレン達の安否を心配しながらも今の状況をどのようにして打破するべきか思考わ巡らせる。



「おかしい…どうして先へ進めないのかしら。ねぇ、レオン…」





ビアンカがゆっくりと後ろを振り返った時、一筋の刃が彼女に襲いかかった。瞬発的に剣を前に出して抵抗したものの一瞬遅れたらそれは彼女の顔を切りつけていた。



その刃を手にしていたのはレオンであった。彼は明らかに様子がおかしい。先程よりも異様な魔力を放っていた。それはアルフレッドが負傷した時に感じたものと全く同じだと気付いた。


そして、彼女は把握したのである。彼はレオンではないということに…





「あなた…誰…?」




「ん?何言ってるんだ?俺はレオン、レオン・レスターク。お前にとって大切な存在。


そして、これからお前の存在を消す存在だ。」




レオンは再び刃を握りしめ、凄まじい速度で彼女の方へと接近する。それはまさに敵を排除するようであった。


ビアンカは突然の展開に戸惑いながら彼の攻撃を防ぐ。何故か、どうしても彼に反撃することは出来ない。


その声が、その容姿が、その香りがレオンであることを否定出来ないのである。



ダメ…このままじゃ殺される…!!



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