表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR

真実の愛ならば

作者: レモン
掲載日:2026/07/29

 私の名前は、メアリー。といっても、英語を習うときだけの、イングリッシュネームだ。友達みんなから、メアリーといって、親しまれている。日本名は、博子だ。35歳。

 私には、5歳になる息子がいる。半年前に離婚した。旦那の暴力がひどくて、別れたのだ。

 英語が、好きで、英会話サークルに、10年通っている。講師の先生は、ジョンだ。ジョンは、カナダ出身の25歳だ。

 英会話サークルのメンバーは、10人くらいだった。レベルの差は、あっても、みんな、楽しく英会話を学んでいた。

 博子は、とりわけ、一生懸命に、英会話を学んでいた。特に、海外旅行をする予定があるわけでは、なかったが、いろんな国々の人達と、英語で、コミュニケーションがとりたかったのだ。

 ジョンは、メアリー(博子)の、英語に対する意欲を、好ましく見ていた。

 ジョンは、ある時、博子を、ピクニックに、誘った。博子は、つつみ隠さず、話した。「私には、5歳になる男の子がいるけど、一緒に連れて行ってもいい?」ジョンは、一瞬、戸惑ったが、「it's okay.」と言った。

 ジョンは、その時、メアリー(博子)は、結婚している人なのだな、と、思い込んでしまった。

 ピクニック当日、博子は、張り切って、お弁当やサンドイッチ、たくさん、作って持っていった。ジョンは、すぐに、博子の子供、あつしと、仲良くなって、公園で、走り回って、一緒に遊んでいた。とても楽しかった。

 博子も、こんな時間が持てて、幸せだな、と、思っていた。ジョンは、若いが、いろんな面で、頼りになっていた。あつしのことも、よく、面倒をみてくれた。

 博子は、勝手に、こんな家族だったら、よかったのに、と、思いながら、サンドイッチを、ほおばっていた。楽しい時間は、あっという間に過ぎ去った。

 ジョンも、日本にきてから、親しい友達が、そんなにいなかったので、とても楽しかった。

 ジョンは、次会は、遊園地に、行こうと、あつしと、話しをしていた。博子は、とても、嬉しかった。ジョンとは、とても、話しがあって、気軽に、気を使わずに、おしゃべりできた。

 次会の約束をして、ジョンと博子は、わかれた。その帰り、あつしは、とても寂しそうにしていた。あつしは、ジョンのことが、大好きになっていた。それくらい、2人は、仲良くなっていった。

 遊園地に行く日がきた。あつしは、とても楽しみにしていた。博子も、ジョンと、会うのが、楽しみになっていた。

 ジョンは、メアリー(博子)が、結婚していても、博子に対する、好意は、変わらなかった。ただ、好きになっては、いけないと思っていた。

 ジェットコースターにジョンとあつしは、乗って、楽しんだ。ジョンと博子は、お化け屋敷に入った。博子は、ジョンに、しがみついていた。ジョンは、笑っていた。

 遊園地の中の、レストランに入り、3人で、食事をとった。また、とても楽しい一日になった。

 次会は、どこに行こうか、と、ジョンとあつしは、考えていた。

 ジョンは、今度は、自分の家に招いて、カナダの料理をふるまおうかな、と、思っていた。

メアリー(博子)もあつしも、返事は、「yes!」だった。

 博子も、手料理を持っていった。その日は、ちょうど、博子の、誕生日だった。ジョンは、それも知っていたので、誕生日ケーキも、手作りしていた。

 メアリー(博子)は、喜んだ。その他にも、バラの花束を、博子に、渡した。博子は、思わぬ花束に、顔が、ほころんだ。

 そして、ジョンは、今日は、思い切って、旦那さんのことを聞いてみようと、思っていた。

「旦那さんは、お元気ですか?」と、ジョンは、聞いた。博子は、「旦那とは、別れたの。」ジョンは、驚いたが、すぐに、冷静になった。「そうなんですね。」

 ジョンは、自分にも、チャンスが、あることを、思っていた。

 誕生日のいい機会だから、と、思い、ジョンは、「それなら、僕と、お付き合いしてみませんか?」と、聞いた。「考えさせてね。」博子は、言った。

 ジョンは、その時、すでに、メアリー(博子)との、結婚の決意を固めていたのだ。あつしのことも、かわいいと思っていた。

 博子は、考えに考えぬいた。あつしには、パパが、必要だと思った。そして、自分もまた、ジョンへの気持ちが高まっていることに、気づいたのだ。

 ジョンに、再度、確認した。「あつしも、いるけど、大丈夫?」ジョンは、すぐに、「it's okay.」と言って、微笑んだ。

 2人は、付き合うことになって、毎日の様に、自宅を行き来するようになっていた。

だんだん、2人の気持ちは、高まっていた。

 ジョンは、カナダの両親に、メアリー(博子)のことを話した。両親は、敬虔なクリスチャンだった。博子が、離婚したことを聞いて、猛反対した。子供がいることも…

 ジョンは、両親の反対を、押し切っても、メアリー(博子)と、結婚するつもりだった。それほど、博子の事が、好きになっていた。

 3人で、カナダの両親に、会いにいくことにして、カナダに、向かった。博子は、とても心配していたが、両親は、温かく迎え入れてくれたのだ。そればかりか、あつしのことも、とても、かわいがってくれたのだ。滞在の期間中、何も言わずに、博子とあつしに、優しくしてくれた。博子には、感謝しかなかった。

 カナダからの帰り際に、両親は、ジョンと博子に、「2人の愛が真実ならば、愛を貫き通しなさい。」「私達は、もう、ファミリーなのだから。」と、愛ある言葉を、もらったのだ。博子は、泣いた。あまりにも、優しい両親だと思っていた。ジョンも、嬉しさのあまり、涙をこぼしていた。

 最後に、両親は、「3人で、日本で、幸せに暮らしない。」と、言った。

博子は、とても嬉しかった。カナダに、きて、よかった、と思った。

 ジョンとメアリー(博子)とあつしは、永遠に幸せになることを誓って、両親の元をあとにした。



 



 


 


 





 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ