表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/124

4. レミンとビッシー


 ビッシーは元野球部キャプテンで、精悍&爽やかなスポーツマン。

 春の県大会準々優勝という歴代最高の結果を出して部活を引退した。

 キャッチャーというポジションのせいか、統率力と責任感と周りへの目配りに長けたガタイのいい男だ。

 かといってオラオラぶった自己中ではない。

 逆に、曲がったことが嫌いで「俺は公平公正でありたいと心がけている」みたいなことを言っていた。

 そんなセリフを臆面もなく口に出せるのがビッシーだ。

 みんなこいつを信頼しているし頼りにしている。

 まあ、とにもかくにも「器がでかい」ヤツなのだ。


 レミンは、なんというか「ギャル」になりかけのような見た目。

 目立たないように髪の奥にメッシュを入れたり、こっそりデカ目メイクをしてみたり、小指だけ自分でネイルをして何だかよく分からない模様になってたり、たまにスカートを短くしてニーハイソックスを履いてきたり……。

 本人いわく「ギャル系とぴえん系のかわいいとこだけ」取り入れてるらしいが、成功しているとはあんまり思えない。

 そんな自慢も失敗もあっけらかんとしゃべってしまうのがレミンで、とにかく屈託がなく裏表もない。

 だからみんなに好かれているし、可愛がられているし、要するに天性の愛されキャラなのだ。

 ビッシーとは保育園からの幼なじみで、家も近く、家族ぐるみの付き合いらしい。

 出会った頃からずっとレミンはビッシーのことが大好きで、それを隠しておける性格でもなく、夢は「ビッシーのお嫁さん」と小学生の時から公言している。


 二人がちゃんとした恋人関係になったのは、ビッシーが野球部を引退してからのこと。

 ようやく一歩前進してレミンは幸せいっぱいだった。

 と言っても二人の間柄はほとんど変わることもなく、レミンがわいわい騒いでビッシーが後始末というパターン。

 レミンはビッシーの言うことは素直に聞くし、ビッシーはレミンが暴走しそうになまでは笑って見ている。

 たまに「せやわ〜しが言うたやろが〜」とかかあ天下の片鱗を見せることもあったけど。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ