ダックス
「剣使えるですか?」
「ああ一応な」
一応どころじゃないあの攻撃は簡単に修得出来るような技じゃない。
てか、俺の全能の目には、相手の攻撃を察知出来ると書いてあるが、あれは嘘だったのか?
「攻撃予測できなかったのか?」
やはりダックスさんもそこに疑問になっていた。
恐らく一度見た攻撃を察知出来るだけであって、初見の対応は出来ないのかもしれない。
そうなるとやはり目に頼り過ぎるのはあまり良いとは言えなくなる。
「恐らく一度見た攻撃に対応出来ると言う事だと思います。」
「そうなのか、」
やっぱりこの目には誰も知り得ない何かがあるような気がした。
「それよりなんでダックスさんはあんな上手に剣を扱えるのに普段から使わないのですか?」
「それはな──」
ダックスが入隊して一年が経つの頃。その時の武器は両剣を使用していた。 20歳。
リューは15歳。
当時はこのクランは存在していなかった。
当時から最弱都市に強えー奴がいるってリューは噂になっていたけどダックスは全く注目されてない、属性もなし所属も本部でptも1500と飾りのポイントから一向に上がらない。
その時ついに来てしまう。高難易度のミッションが、俺はこのポータルで捨てられてしまうのかと思って挑む。
「あなたトラスト区の人だよね」
「え?」
「やっぱりそうですよね!よろしくお願いします俺、リューニス=フリートって言います。リューって呼んで下さい」
そう当時、上位の、15歳のリューだった。
「ダックス・サラムゾーだよろしく頼む。」
初めの方は歳下であり俺より遥かに優秀なリューをみて無愛想だった。
「よーし皆!気を引き締めろSランクポータルだからな!」
「ゴクン」
俺は初めての高難易度のポータルで気が縮んでしまう。
「任せて下さい俺がダックスさんは死なせません!」
俺はこんな歳下に情け無い姿を見せてしまう。そしてポータルに入り、直ぐにSランクの洗礼を受ける。見た事あるモンスターが大きくなって強靭になっている。俺には1匹たりとも倒せる敵はいなかった。
「俺のフォローをしてて下さい討伐は俺がします」
ここでも俺は5つも歳下のリューに戦わせて俺はリューのことをフォローすることもできなかった。
この時に俺は戦慄する。
俺の予想していた攻撃とは180度違うリューの戦い方だ。
それは言葉に出来なかった。
「ドン!!」
「グギヤャャァ」
リューの攻撃は属性攻撃なんかではなく、己の拳と足を使った武術だ。剣にも頼らない。恐ろしく隙のない美しいお手本のような攻撃。
「す、すげー」
そしてリューのおかげで順調に進む、周りもかなり順調そうだ───
ドスン
今回は見たこともないモンスターが現れる。小さい二足歩行のモンスター。
「おい!ヴォールザムスが出てきたぞ!気をつけろ」
このモンスターは危険度SSクラスのモンスターらしい。
「うわあぁ」
あっさりと数人の人間が殺される。
俺は人間の悲鳴が聞こえてきて、逃げ出そうとする。
「離れないで下さい。ここは二人でこいつを討伐しましょう!」
二人で???




