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24JK  作者: 百雲美呪丸◎
四章
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第13話「ッチ~~~~~~~~・ッキ~~~~~~~~!」(前話と地続きです)

 机の上にどーんと・じゃーんとなんかでっかい丸いの置く。ご、ごちそうだ・お寿司だ!

 続けて「これもね」って缶チューハイってやつも出す。僕と萌には缶コーラ渡してくれた。


「ジュース買ってきてってなにかと思ったらこういうことね。ふたりとも炭酸いける?」

「大丈夫です。ありがとうございます」

「大好きー」


 早速プシュって開けやがる・グビって飲みやがる。……お礼くらい言えよ。


「さあさあ食べましょ~・飲みましょ~。クマくん・萌々奈、好きな物好きなだけ取ってね~」


 小皿を持ってきて各人配っていただきます。僕とこいつまでいいんですか……すいません。

 黒川がベッド降りて机の前に・僕の左にきた。相変わらずあぐらかいて色黒の太もも丸出し。


「……好きな物好きなだけ取るなよ」


 真に受けて好物だけ独り占めしかねない――ぼそっと言ってやったけど普通にガン無視!

 ただまあ見てたらマグロ・エビ・玉子って取った。ひとネタ総取りはさすがにしないか。

 右隣の巡条さんはトロとおいなりさんを・正面のコバさんはサーモンとハマチを取る。


「…………」


 癪だけど・かぶるけど僕もまだまだお子様で、まずはマグロと玉子取った。


「どう~? おいし~?」

「うん、すごいおいしい」


 絶対いいやつだ・高いやつだ。コーラと楽しむのがもったいないほど・はばかられるほど。


「コバさんってなにしてる人ー・稼いでる人ー?」


 イントネーションが完全におばさん! ……いや、仕方ないか・失礼じゃないか。


「稼いでない稼いでない、しがない受付嬢。こんな寿司、たまの贅沢よ」


 大人って・仕事ってやってられないのよ……だそう。おいなりさんもぐもぐレンちゃん見て。


「な、なみにょ~! わふぁひばっふぇ・ばっふぉうばっふぇたいふぇんにょ~!」

「な、なによ~、私だって・学校だって大変よ~って?」


 巡条さんはうんうん力強くうなずく。……今のわかったんですね・モノマネ似てないですね。


「現役高校生のふたりにはムっとされるかもしれないけどね、学校なんて楽勝よ・天国よ」


 あたしに代わって受付嬢やってみな! おいなりさん飲み込んだところへイカ突っ込む!


「えっと……レンちゃんも現役高校生ですよ?」

「違う違う、こんなもんとっくに退役。退役高校生よ」


 ふぉんないいふぁたないふぇひょ~(そんな言いかたないでしょ~)! 二度目のぱたポカ。

 突っ込まれたイカをおいしそうに食べると、お返しにウニを・イクラを持って押しつける。


「舞歌~、お口を開けなさ~い! ウニさん・イクラさんも食べなさ~い!」

「やめろ、嫌いなウニ・イクラやめろ! せっかくイカあげたのにタコ突っ込むぞ!」

「や、やめて~! タコさん近づけないで~!」


 お互い寿司持って謎の格闘しだす。……巡条さんたぶんイカ好きなんだ・タコ嫌いなんだ。

 ひとり淡々と・延々と食べる萌がさらっとつぶやく。


「おばさん同士楽しそー」

「……おい。おばさん言うな」


 たくさん食うな。マグロ・エビ・玉子ばっかいきやがって。お姉さん方の分ちゃんと残せよ。

 こいつが横でばくばく止めどなく食べるから、僕はやけに遠慮して・萎縮して映ったらしい。


「クマくんももっと食べて食べて~。は~い、ア~ン」

「え? ……え?」


 思わずにやける・口開ける。マグロ食べさせてくれた。おいしい・嬉しい・恥ずかしい……。


「……花恋あんた今のなに? 母性?」

「なにってア~ンって。母性ってなによ~?」


 コバさんは今度は僕にいつも今のしてくるのか聞いてきた。いいえ、初です・ビックリです。


「は~い、玉子もア~ン」


 また食べさせてくれた。左隣の黒川が「キっモー」って引く・毒づく。わ、悪かったな!

 それから一旦静かになって食べ進める。コバさん・巡条さんは缶チューハイも飲み進める。


「あ、セッサくん知ってる? 花恋、ハジメテはバックがいいんだって」

「っ……!? 舞歌~~~~~~~~!」


 真っ赤に・マッハになって三度目のぱたポカ。バ、バック……!?


「アハハ、バックって! なんてったっけー、ヨッキューフマンなのー?」

「そうそう、この子飢えてんのよ。後ろからおもっきりハメられたいのよ」

「お、男の子の前でなんてこと言うの~~~~!? 向かい合うのは恥ずかしいの~~~~!」


 威力増で両腕ばたばた、ボカボカ叩く! でも飢えもバックも否定してなくて僕は沸く! お尻を突き出す裸のレンちゃんを思い描く! 『は、初めてで恥ずかしいの……後ろから……ね』


「痛い痛い、やめろって・ごめんって。ほら、セッサくん見てみ。あんたぐらい真っ赤っ赤よ」

「ク、クマく~ん? 今のは嘘よ~・違うのよ~? 誤解しないで~・想像しないで~……」

「してないしてない!」

「してるしてる、もっこりしてるー」


 人の股間を見て意地悪く・いやらしく言う! すぐ両手で抑えたけど巡条さんに見られた!


「こ、これは嘘だよ・違うんだよ。保健体育でやった勃――じゃないんだよ」

「ッチ~~~~~~~~・ッキ~~~~~~~~!」


 とまあわいわい・やいやいお寿司食べて、お姉さん方はお酒をがぶがぶ何本も飲んで――

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