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24JK  作者: 百雲美呪丸◎
二章
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第9話「ほどよくムチムチでつるんつるん・ぷるんぷるん!」(前話と地続きです)

 え……!? ほらやっぱり! やっぱり僕のこと気になって……!


「いや、ぼかしてもバレバレ。転校生っしょ?」


 こっちを見てくる・指してくる。よくまあぬけぬけと・いけしゃあしゃあとでかした青山ぁ!


「ん~、ふふっ……雪佐くんじゃないわ~」


 え……? じゃないの・誰なの……? チラチラ見てくるのはなんなの、勘違いなの……? そんなはずは――ない。真横にいるんだ、ヒトの視野は180度超なんだ。僕は見られてる!


「毎日ベタベタしてんのに違うのか。――残念っしょ?」

「な、なにがだよ」


 残念だったよ! だからってめげない・あきらめない! 巡条さんに彼氏がいない限り!

 黒赤はもう食べながらスマホ見てた。おばさんの意中の人とか興味なぁしと言わんばかり。


「あら~、りかちゃんね~!」


 隣の赤崎のスマホ画面を覗き込み、声を弾ませる・顔を輝かせる。


「りかちゅー知ってるのぉ?」

「ええ、知っているわ~、応援しているわ~。赤崎さんもりかちゃんが好きなの~?」

「好き好きぃ。10代女子みんなのあこがれぇ」


 たぶん〝りかちゅぴ〟ってギャル系モデルのことだ。近年タレントとして売れに売れてる。僕でも顔が・名前がわかるくらい、色んなメディアに引っぱりだこと思う。本名平凡と思う。


「まぁ~、10代女子みんなのあこがれなのね~」


 他人事じゃなくて自分事のように繰り返した。加えてぼそっと「立派になっちゃって~」


「てかおばさんも結構スタイルいいよねぇ。身長いくつぅ・バストいくつぅ?」

「身長は166センチよ~。バストは~……」


 男の僕を気にして言いよどみ、微笑でうやむやに。いや、まあいい。166ってまあ高い! まあ高いからロングスカートでも様になってる。赤崎みたいな小さい奴はまあ着こなせないな。


「マジで166? 絶対あたいより微妙に高いっしょ」


 ちょっとこっち来て並んでって手招きする。青山おまえ、一人称〝あたい〟だったのか……。

 背の高いふたりが僕の右手に向かい合って立つ。あたいは168らしい。


「あ、マジか。おばさんのが微妙に高いと思ってたわ。年上だからだわ」


 さりげなく毒づいてると思うけど巡条さんは気にしない。青山のスカートを気にしてた。


「それにしてもとっても短いわね~……。見えないように注意しないと~」

「はいはい、にしてもおばさん長すぎっしょ。まくらせろ」

「え、え、え~……?」


 足首手前まであるスカートが巻き上がってく。やれ! じゃない……やれめろ! やれろ! 巡条さんは困ってはいるけど嫌がるまではいってない。なので――やれ! いっけ~~~~!


「青山さ~ん、もうやめて~。ひ、膝を越えたわ~、恥ずかしいわ~……」


 長い・白い脚がももまでむき出しになった……!


「よし、こんなもんっしょ。いいじゃん、脚キレーじゃん。――マナ・モモナどうよ?」

「やばぁい・えろぉい!」「…………」


 赤崎は称賛する・黒川は無視する。そして僕は普通に興奮する……。

 ほっそりしつつもそこは〝太〟もも。ほどよくムチムチでつるんつるん・ぷるんぷるん! ソックスはなんでもない紺のやつだけど、24のお姉さんが履いてると思うと――エロい……。でもまあなにが一番エロいって――普段隠れてるとこがももの半分までも丸見えって……!


「ぷっ! 転校生見すぎっしょ」

「せ、雪佐く~ん……見ないで~……」


 ご、ごめんとさっと目をそらす。恥じらいに恥じらって『見ないで~』ってそそります……。

 巡条さんはスカートをすぐ戻し、席に戻った。ごちそうさまです、満腹じゃなくて眼福です。


「い、今のは忘れてね~? お見苦しいものを~……」


 忘れないよ・お見苦しくないよ、あんなお美しいもの!

 食事を再開、赤青は引き続きよく絡む。巡条さんを小馬鹿にして悪意はあるけど敵意はない。かたや黒は明らかに嫌ってる。彼氏(前田)が最初に惚れたことが悔しいんだ・妬ましいんだ。


「マナもミナも遅すぎ・しゃべりすぎ」


 愛想も会話もないから真っ先に食べ終えた。一見なごやかムードもトークもここに終わる。

 

「おい転校生、これ。返してほしくないわけ?」

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