表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/56

危機感が足りない!

 山での1週間の軍事訓練、ご苦労だった。最後に、俺が上官として諸君らに説教をする!


 いいか、諸君らにはまだまだ危機感が足りない!分かるか?()()()だ!戦場では常に死の危険がつきまとう!俺たち軍人はその訓練の一環として、いついかなる時でも気を張ってなきゃいけないんだ!


 例えば…ヤマダ隊員、手を出せ。うむ、訓練で土まみれになった、いい手をしているな。


 さて、ここに手榴弾がある。ピンを抜けば爆発するというのは、もちろん全員知っているだろうが…。


 ではこのピンを抜いて──ほれっ、ヤマダ隊員!貴様の手に置いたぞ!さあどうする!


 ……だああっ、遅い遅い!投げるのならもっと早く投げろ!今渡したのが偽物だったから良かったものの、ここが戦場なら、貴様も周りにいる隊員達も全員あの世行きだ!


 これこそ危機感の欠如だ!俺なら渡された瞬間最速で投げるか、そもそも受け取ろうとしない!日常の中、何時でも危険へのアンテナを張り続けていれば、誰でもそういった芸当ができるようになるのだ!


 諸君!諸君らにはそういった、リスクヘッジを素早くできる頭脳を持って貰いたいのだ!君ら一人一人の行動次第で同じ隊の人間が救われるのか、それとも死に至るのかが決まるのだから!

 

 俺からの説教は以上だ!今言った言葉を、胸によく刻み込んでおくように!では、敬礼!!──


 ──こう豪語し終わって歩き去ったホンダ上官は5秒後、ヤマダ隊員がイタズラで掘った落とし穴にものの見事に落ち、その様子を見ていた隊員達は一斉に吹き出した。

 

 なおこの出来事により彼らは追加で2週間、地獄のブートキャンプでしごかれる羽目になるのだが──。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ