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Phantasmagoria-狭間の標詩-【学生編】  作者: 菱魚
予科一年生・春〜初夏
1/42

000 登場人物紹介(ネタバレあり)



※この設定および人物の紹介には『予科一年生 春~初夏』のネタバレが含まれます。ネタバレを食らいたくない方はブラウザバックでお願い致します。

※これから出したいネタがてらな零れ話もありますが、小ネタです。


【登場人物】



[アーシェ]

 本作の女主人公。フルネームはアーシェ・ネフェリス・ファロア。魔力症という病気のせいで入学が一ヶ月半遅れたのがきっかけでこの物語は始まる。


 栗皮色の髪を顎ほどの長さで切り揃えている。瞳の色は萌葱色。右腕の肘窩に被検体時代(少年兵時代)の薬品投与跡がある。基本的に受動的で大人しく見られがちだが、頑固な側面もある。覚醒したので性格は追々変わる予定。誰かと話すことに慣れてないため、言い間違いを割とする。


 元々は国で起こった内戦で被検体+戦力として扱われていた孤児だった。グレンの父親であるウェインに引き取られ養女となったが、約一年後にウェインが亡くなったのをきっかけにアロイトに改めて引き取られる。

 ウェインと共に事故に巻き込まれ自分だけが生き残ったため、ウェインを「自分が殺した」と思っている節がある。


 魔法薬の被検体だった故か魔力が豊富。そのせいで魔力症が同年代の子供よりも若干重い。本来、適性(扱える魔道の属性)が六つのところが、風属性を除いた十一の適性を持つという前代未聞の体質になっている。これも恐らく被検体だったせい。しかも適性であるはずの風属性は扱えない。どうして。

 銀髪紫眼の姿になると風属性も使えるが、本人に自覚はない。この姿になっている自覚もない。


 血の繋がりがなく魔道の知識も甘いアロイト達では魔道について教える力が不足していたため、ウェインの亡妻であるレミアが遺した魔道具の腕輪と魔法薬で多すぎる魔力を抑えていた。それが作中の一連の事件を招くきっかけにもなった。

 現在はひと季節に一回、ベルナデットの元で魔力症の健診を受けている。


 自分のために生きなさいと言ったウェインの言葉に従うように生きている。彼女が本当の意味で自分のために生きられるのは、やや先の話になる。



[グレン]

 フルネームはグレン・ベルナルド・エーデュ。内乱でアーシェを保護したウェインの息子。ちょっと年齢の離れた兄がいる。

 褪せて艶のないベージュ色っぽい金髪を短くこざっぱりと切り揃えている。瞳の色は瑠璃色。他の級友よりも発育がよく実直な性格であるため、教師や友人から頼りにされる。


 父であるウェインが保護したアーシェとは一年以上兄妹の関係だった。しかし、大黒柱で父親でもあるウェインが死んだことにより、アーシェは養子関係を白紙に戻さざるを得なくなりアロイトの元へ養女に行った。そうした体験があるからかアーシェを大切に思っており、今でも『家族であり妹』だと思っている。また、彼女を始めとして大切な存在を失うことを極度に恐れている。

 そうした過去があるためかアロイトをやや苦手としている。


 ルイとは友人というより腐れ縁同士。将来的に彼に仕えることが決まっている。父もなく母もいないため、普段はガスティオン公爵の庇護を受けて生活している。兄は成人して仕事しているため会う機会が少ない。


 この世の生きとし生けるものが多かれ少なかれ魔力を持つのに対し、彼自身は魔力を持っていない。持っていないというより、殆どないという感じ。そのため魔力を使って効能や効果を発現させる魔法薬は一部を除いて使用できない。適性は『風・水・光』の三つ。


 相手が使ってくる魔法の威力を削ぐには魔力が多く高くなければならない、というのが常識であるこの世界で魔力がない特殊体質であるにも拘わらず『魔法が効かない』という特殊体質を持つ。本人は魔法が効かなくても運が良かった程度にしか思っていない。

 そのため周囲にも特殊型の魔力症だと思われており、ベルナデットのところで数ヶ月から半年に一回は魔力症の健診を受けている。



[ルイ]

 ルイは愛称であり、本当の名前はルイスという。ガスティオン公爵であるゲイルの猶子であり、グレンやアーシェの級友。グレンは大切な存在であり親友でもある。

 かきたまのようにほわほわな癖のある金髪を遊ばせた少年。瞳の色が特殊で、中心が青い金目を持つ。美少年で、どこか女の子のようにも見える。寮ではグレンと同室である。



[ソフィア、シィ、フォス、シャイラ、マキナ(マーク)]

 全員アーシェと同じクラスである。ここにグレンとルイと女子二人(2022年10月23日現在、作中未登場)を足した一〇人が『ミレイクラス』の生徒である。



[ミレイ]

 アーシェたちの学級の副担任。ミレイユ・リュンヌ・スープレ・イディアールがフルネームである。

 周囲にミレイユと呼ばれることは少なく、大抵は愛称である「ミレイ」と呼ばせることもありこちらが名前として定着している。


 アーシェとは寮で同室ということもあり、可愛い同居人かつ世話の対象として見ている。ただし魔道についての知識は一般人のそれに近いため、魔力症のついての知識は明るくない。今は教え子たちのために勉強している最中である。


 学校で教師をする前は軍属であり、アロイトはその頃の先輩後輩関係だった。辞める前に彼に助けてもらったことがあり、作中の一連の事件があっても一応彼に恩義は感じている模様。またドレッドノートが分校化する前の『ドレッドノート士官学校』だった頃の最後の卒業生でもある。


 学級の担任だったカタリナが自分の研究に執着し、担任の仕事を蔑ろにした際は副担任である彼女が代わりに仕事をこなしていた。

 カタリナには昔馴染みということもあり強く出られなかった。


 貴族令嬢だが貴族の生き方がどうにも合わないらしい。同じく貴族令嬢であり独身を貫いて仕事に生きたベルナデットに憧れている。

 最終的に正式に担任に認められたことを明かし、アーシェたちの学級の担任となる。そのため彼女の学級は『ミレイクラス』と呼ばれる。


 副担任時代は髪を雑に一纏めにしていたが、担任になったのを機にばっさりと切ってショートにした。髪色は亜麻色、目の色は榛色である。



[ブラッドとジョルジュ]

 暑苦しい先生とじいちゃん先生。ジョルジュはブラッドの学級の副担任。戦技科は一学年につき二学級が基本編成であるため、この学年はミレイとブラッドの学級しかない。



[学校長と教頭]

 人が好すぎて心配になってくる校長と、そんな校長の手綱を握る教頭。事なかれ主義ではないが、大きな権力に対する態度は二人とも理解している。


 基本的には生徒思いかつ学生思いである。



[カタリナ]

 プライドと出世欲が重なっちゃった人。魔道師としての能力は総評しても中の中くらい。しかし何かに執着すると視野が一気に狭まるため、ただでさえ凡庸な能力がさらに下がる。


 そんな自分が何か秀でる点を見せたいと、アーシェを研究成果に利用するために付け狙い憂き目に遭った。

 しかし殆ど自業自得である。


 教師としての仕事を好いていない上に、自分とは正反対なミレイにはコンプレックスを抱いていた。そのためアーシェの力を利用して研究成果を生み出して、魔道師のエリートが集う国立研究所(アカデミー)に返り咲くことで教師の職とおさらばしようとしていた。


 結果的にキラーマンティスに襲われ、教師としての職務を放棄したこともあり、懲戒免職となり心神喪失のまま療養中の身となった。


 余談だが、アーシェが風の適性の欠けた全属性持ちであることを知っていた。別にミレイから情報を盗んだわけではない。


 フルネームはカタリナ・ジュディス・スープレ・イスカリオット。髪は赤毛で瞳は灰色。長い髪を複雑に編み込み、跳ねた毛など一本もないようにきっちりと纏め上げている。



[アロイト]

 アーシェの現在の養父。アロイト・ファロア。リーシャという妻がいる。子供が長らくできずにいたのに加え、面識がありアーシェの事情を知っていたため、グレンたちエーデュ家からアーシェを引き取った。物語開始時点で四〇歳くらい。


 アーシェを保護したときはウェインの副官であった。現在はガスティオン公爵であるゲイルに仕えながら、娘の身を案じている。



[ウェイン]

 グレンの父親であり、昔のアーシェの養父。レミアという妻がいたがグレンが産まれた際に亡くしている。


 第二騎士団の副騎士長であり、ドージュの内乱で少年兵同然になっていたアーシェを保護した。その頃は憐れみ程度しか抱いてなかったが、アーシェが魔道師であったレミアの肩身の腕輪に触れて無事だったことからアーシェの魔道の才を見抜き引き取った過去がある。


 自分が死ななければアーシェと養子関係を継続させ、レミアの形見である研究を引き継いでもらい自分の息子のどちらかと結婚させようとしていた。

 そうすることで自分の家に残る子供たちと財産を守ろうとしていた節もあったようだ。


 しかし、物語開始の一年半ほど前の冬にアーシェと共に事故に巻き込まれ命を落とす。この出来事は長らくアーシェやグレンの間に深い傷として残っていた。



[ベルナデット]

 アーシェとグレンが魔力症の健診のために世話になっている魔道医。魔道師であり、医者であり、魔道師の職業に特有の怪我や病気の治療ができる魔道医でもある。王都のはずれで診療所を構えている。


 職業倫理も人としての倫理もまともであり面倒見が良いため、蓮っ葉でぶっきらぼうだという点を差し引いても彼女に信頼を寄せる者は多い。

 軍属や王城付きの侍医を辞めてはいるが、腕は確かであるため今でも診療所を訪れる者は多い。


 ウェインが上述の理由でアーシェを引き取ろうとしたときに、グレンたちのことやアーシェ自身のこともあって一発殴ったことがある。

 自分が学校用に出したアーシェの魔力症の健診結果を、アロイトがガスティオン公爵に横流ししたときは彼もぶった。

 強いひと。



[黒衣の青年]

 キラーマンティスに襲われたグレンを助けたいというアーシェの願いに応じ、内なる力を引き出した。外見は二十歳前後くらい。


 またその前にアーシェが魔力(風魔法)の暴走で、校舎の高さから落っこちたときにも彼女に呼びかけていた。


『英明過ぎば身滅びぬ』という言葉を残したが、これは魔道師にとって不変である戒めの言葉として用いられることが多い。



[アーシェの夢の中に出てきた二人]

 初老の男と比較的若そうな男。前者は少年兵だった頃のアーシェに虐待と折檻を与え戦力として育て上げた。


 後者はアーシェを自身の研究の被検体として見ており、生まれつき魔力の高かったアーシェに魔法薬を投与し続けた。

 アーシェの魔力症が重く、魔力も多いのはこいつのせいだと考えられている。



[ゲイル]

 現在のガスティオン公爵。六大貴族と呼ばれる六大公爵家のうちの一つ、ガスティオン公爵家の当主。アロイトの今の上司であり、ルイの後見人である。

 ちなみにルイは彼の猶子(家督を継がせることを目的にしていない養子)である。


 父母のいないグレンは基本的に彼の庇護を受けながら生活している。

 基本的に厳しく冷徹な人物であるらしいことが、アロイトやミレイ、ルイ、グレンの話から窺える。

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