表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/57

スグリノレクス①

 明日の『建国祭』に向けて飾り立てられた真夜中の王都は、英気を養うべく静まり返っていた。


 誰もが明日への期待に逸る気持ちを抑え、年に一度――王都が一番盛り上がるその日を夜通し騒ぐため、今を休んでいる。


 夜闇を纏う影にとって、それは好都合。


 これから訪ねる者は影の提案を吞むことはないだろう。


 そのときは葬るだけ――。


 知らず笑みがこぼれる頬を引き締め、影は夜闇を縫うように歩む。


 やがて裏路地の一画にある古めかしい酒場の前に立った影は灯りのないその扉を開けた。


 約束は取り付けてある。


 なにひとつ問題はない。……そう、なにひとつ。


******


 カクトリエル――それは宝酒大国ほうしゅたいこくとまで呼ばれるリキウル王国であらゆる酒に精通し、それを混ぜ合わせ至高の一杯を提供する技法を持つ者たちの総称だ。


 そのなかでも王族が住まう王宮でその手腕を発揮する〈宮廷カクトリエル〉ともなればリキウル王国では最高峰の栄誉とされた。


 年に一度、ただひとりが選ばれる〈宮廷カクトリエル〉は国が主催するあらゆる催しに随行し、王国秘蔵の酒蔵を管理するお役目もある。


 王に直接酒を頼まれることもある唯一の存在で、俺の爺ちゃんはその〈宮廷カクトリエル〉の座を十年も譲らない最高のカクトリエルだ。


 俺はそんな爺ちゃんに育てられ……いつかは自分も〈宮廷カクトリエル〉になると信じている。



 ――これはすべての酒好きと、成人したら旨い酒が呑みたいと願う若者たちと、吞んでみたいけどなにがいいか迷う人たちに贈る、すでに奏でられた物語を新しい目線でたどる幻想酒譚。



初めましてもそうでないかたもこんばんは。

奏と申します。


カクテル吞んでみたい、でもどんなのがあるのかわからない!

成人したら吞んでみたい!


そんな貴方に贈るハイファンタジーです。


参考カクテルのレシピや歴史は章ごとに掲載しますのでお楽しみに!お酒のあてもつけます!


決まりを守って呑むお酒は人を笑顔にする。


幻想酒譚の始まりです、よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ