お風呂イベント!?
「はあ、今日は色んなことが起こるな」
ため息を吐きながら廊下を歩く奏斗
「これ以上何か起こらないためにも早めに寮に帰るか」
10分程歩くと寮に着いた
「で、でかいな、高級ホテルみたいだ」
頭上を見上げその壮大な建築物を見る奏斗
「とりあえず自分の部屋に行くか」
自動ドアで建物の入口から入り、エレベーターに乗る奏斗
「この世界の文明は地球と似ていて助かるな」
8階のボタンを押す静かに動き出すエレベーター
どうやらここは12階建てらしい
奏斗の部屋は805号室なのできっと8階だろう
エレベーターから降り少し歩いたら奏斗の部屋が見えてくる
「にしても、この階沢山部屋あるなあ」
部屋の前に行き鍵を開け、入室する
「結構広いな」
リビングは人4人は集まっても余裕なぐらい広い
個室の部屋が2つあり、風呂も大きい
1人暮らしするには充分すぎる程大きい
腰に指してる刀が光目の前にリアが現れる
「ここがマスターの部屋ですね、広くてとても良いです」
「個室2つあるから1つはリアが使ってもいいぞ」
「私はマスターと同じ部屋がいいです」
「いや、せっかく部屋が余ってるんだし使えばいいよ」
「. . . . . 」
無言で奏斗を見続けるリア
無表情のリアが無言になり見つめてくるのは正直怖い
「わ、分かった、俺と同じ部屋だな?」
「嬉しいです、マスター」
奏斗にぎゅっと抱きつくリアを優しく撫でる
「今日は疲れたから風呂入って寝るか」
奏斗は1人よろよろと歩き風呂場に行く
てきぱきと衣服を脱ぎ、腰にタオルを巻いて浴室に入る
「爺ちゃ家は和風の風呂だけど、洋風の風呂もいいな」
日本人な為か奏斗もかなりのお風呂好きだ
「シャンプー類も整えられてて有難いな、それにこれは?」
浴槽の壁に小さい端末らしき物が付いている
電源を入れると指定温度と書かれている
とりあえず40℃に設定しONと押すととんでもないスピードでお湯が出る
「おお、おー」
どんどん浴槽にお湯が溜まり、丁度いい所で止まる
「すごいな」
椅子に座り、蛇口を捻りながら頭を洗う
「マスター、お背中お流します」
「ああ、頼む」
「ガチャ」と静かに扉を開くリア
「ペタン、ペタン」とこちらに寄ってくる
そこでようやく奏斗は自分がとんでもない過ちをした事に気づく
「な!なんで入ってきてるんだよ!!」
「マスターから許可は貰いました」
そこには生まれたままのリアがいた
湯気さんが1番大事な所を隠しているが、小さく可愛らしい胸はバッチリ見えてる
「お、俺今出るから!」
「させません」
リアが奏斗の背中にくっ付く
「ひ!当たってるって!」
「当ててるんです」
「なんでそのネタ知ってるんだよ!」
赤くなり、下手に身動き出来ない
今動くと背中に当たってるマシュマロが擦れて大変なことになる
奏斗も健全な男だ
必死に奏斗の奏斗が元気にならないように食いしばる
「これで、体を洗うのですね」
リアがボディソープを手に塗り奏斗の背中を素手で洗ってくる
「よいしょ、よいしょ」
「り、リアせめてタオルで洗ってくれないか?」
リアは一瞬手を止める
しかし何を思ったのか今度は自分の胸で奏斗の背中を洗う
「り、リアさん!これはアウトな気がします!」
奏斗も訳の分からないことを言う
「気持ちいいですか、マスター?」
「はいとても!でもそろそろ限界かな!!?」
流石にこれ以上は理性が持たない
奏斗は一瞬でリアの背後に周り、抱えてさっきまで座ってた椅子に座らせる
急いでシャワーで泡を落とし浴室からでる
出る直前、「ちゃんと温まって出ろよ!」と言い自分の部屋に行く
「や、やっばかった」
自分の部屋に入り、バクバク鳴ってる心臓を落ち着かせる
「女の子ってあんなに柔らかいんだ」
先程の事を思い出そうとし、頭を振る
「はあ、寝るか」
ベットに倒れ込み静かに瞼を閉じる
願わくば明日は平穏な日常を過ごしたい
意識が途切れる瞬間奏斗は思った