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精霊演舞曲  作者: しろ
2/8

全裸の少女

風の音で意識を覚醒し、うっすらと目を開く奏斗

地面に手を付き、状態を起こして周囲を確認する

「なんだよこれ」

視界に広がるのは木々や草などに囲まれている

どうやらここは森みたいだ

「流石に夢じゃないよな」

地面の感触も風が吹き揺れる髪もこれでもかと言うくらいリアルだ

昔テレビで見たように頬を抓ってみる

「痛いな」

奏斗はこれが現実だと認識し改めて周囲を確認する

「とりあえず、ここには何も無いし歩いてみるか」

そう呟き、奏斗は立ち上がり歩き始める

しばらく獣道を歩き続けていると広い空間に出た

そこは、大きな池があり、太陽の光が幻想的に水に反射し輝いている

「綺麗だ」

自然と言葉が出た

それほどまでにこの光景は幻想的で神秘的だったのだ

しばらく見蕩れているとふと池の真ん中に輝くものを見つける

池の中心に近づきそれを見る

それは、透明な結晶の突き刺さっている刀身が丸裸な刀だった

「これは、相当な業物だな」

誰から見てもわかるぐらいその刀はとても美しく、切れ味が恐らくとても良いものだ

奏斗は昔から剣術の才があり、小さい頃から竹刀を振り回していた

真剣も触れたことが何度もあった

剣は昔から好きだったので奏斗はどうしてもその美しい刀に触れてみたくなった

右手を伸ばし刀の柄にふれた瞬間眩い光と触れた手に激痛がはしる

「く!」

刀はまるで抵抗するように光を増し、眩く輝く

「この!!」

奏斗も負けじと痛みと光に抵抗し両手で刀を引き抜こうとする

「うおぉぉぉぉぉ!」

渾身の力で刀を抜こうとし、遂には刀を抜き取る

「よし!」

しかし、その瞬間刀はガラスのように砕け散った

「な!」

刀だったものはまるでガラスの破片のように地面に広がっている

「どういうことだ?」

奏斗はただ唖然とし、呟いた

しかし次の瞬間刀の破片が眩く輝いた

「またか!」

咄嗟に右手で目を覆うもの光は今まで以上に輝きを増していき、やがて爆発するかのように霧散した

奏斗は目を開けるとそこには全裸の美少女が裸でペタンと地面に座っていた

「これは流石に意味わからんぞ」

奏斗は静かにそう呟くのであった


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