第3話アルティア王国偏~俺復活!
すいません。今回は少なめですm(_ _)m
――あれ、ここはどこだ? 俺たしか死んだよな。
「大丈夫、君?」
「うわっ! びっくりした。って、自称神様か」
「自称って酷いなぁ。僕は本物の神様だよ。それより、ごめんねスキル無しで送っちゃって。大変だったよね」
「本当だよ。俺だけ忘れるとか。......あの後ほかの奴らはどうなった?茜は無事なのか?」
「うん。あの後ネイル君がみんなを誘導して君以外は全員怪我なく逃げれたよ。茜さんも......無事だったよ。」
「そうか」
――良かった。茜が無事で。一週間の付き合いだったけど案外悪くなかったからな......
「そういえば俺これからどうなるんだ? やっぱり消えるのか?」
「その事なんだけど…...今回僕の手違いで君を死なせてしまったみたいなものだから、君がよければ僕の力でもう1度『ラビリンス』に送ってあげるよ。もちろん君にあったスキルも付けて」
「それはもちろん行きたいけど。俺死んだんだぞ。どうやって送るんだ?」
「今の君は、精神体だけで肉体はダンジョンに吸収されちゃったんだよね。だから僕が新しく作ってあげるよ」
おおー!新しい体か。イケメンならいいな。
「あと、あのダンジョンは誰にも知られていないけど地下があるんだよ。行ってみたら? 転移する場所は君が死んだ場所だろうから」
そうか。あのダンジョン、地下があったのか。だから30階層まで行っても何も無かったんだな。
「そういえば。なんであの時25階層のボスモンスターなんて出てきたんだ? 普通ありえないよな」
「うーん。多分誰かが君を狙って送ったんだと思うよ。君を殺したあと急にいなくなったみたいだから」
誰かが俺を殺そうとした? 誰なんだ? まぁ今考えても仕方ないか......
「まぁ、あとは俺が調べてみるよ」
「うん。じゃあこれから頑張ってね」
「ああ。ところで、何でそこまで俺のためにしてくれるんだ?」
「うーんとね。内緒かな」
「わかったよ。じゃそろそろ行くわ自称神様」
「だからー自称じゃなくて本物だって。まぁいっか。それじゃあ送るよー」
まぁ俺にはこの自称神様が何を考えていようと関係ないしな。
俺はこうしてもう1度新しい体を手に入れて異世界にいった......
――海斗を送ったあと、自称神様は、椅子に座って紅茶を飲んでいた。
「はぁ。僕としたことがスキルをつけ忘れるなんて。でも彼のスキル面白かったなー。僕からもなにかプレゼントしてあげようかな?......彼にはもっともっと強くなってもらはないとね。あっそうだ体の方もサービスしてあげよう。喜ぶかな」
まるでいたずらを考えている子供のように、自称神様は笑みを浮かべていた。