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第1話アルティア王国編~なんで俺だけスキル無し?



そこは、白い部屋だった。



「初めまして僕は君たちの世界でいうところの神様だよ。突然だけど君たちにはこれから異世界に行ってもらうことになったよ」



「「「はぁ?」」」



(えっ? これってもしかして異世界転移? ネット小説でよく見るクラス転移って奴? よっしゃあああああ! 定番のチートスキルとか貰えんのかな?)



すると緑川が自称神様の女の子に話しかけた。



「異世界ってどういうことですか? 元の世界には帰れませんか?」



「うーん、残念だけど無理だね。というのも今回異世界に行ってもらう理由が簡単に言うと地球にいる人が増えたから少しでも減らそうってのが目的なんだよ」



うん。なるほど、いわゆるテンプレっていうやつか、じゃあそのかわりになにかくれるのかな?



「もちろん君たちにはその世界でも通用する力をあげるよ」



きたぁぁぁ! これで俺もチート無双だ!

周りを見るとクラスの何人かが納得出来なさそうにしていたり、呆然としている人がいた。そこへ緑川がみんなに聞こえるように声を張って言った。



「みんな聞いてくれ! 僕もよくわからないけど異世界ってところに行くらしい。みんなが納得しないのもわかる。だけど地球に帰れない以上その世界に行くしかないと僕は思う。だから納得してくれないか?」



「――まぁ、緑川が言うならわかったぜ」



「うん......私も」



「帰れないって言うならしょうがないしな」



クラスのリーダー緑川のおかげでみんなは納得したようだ。



「ところでどんな世界に僕達はいくのですか?」



「そこはね『ラビリンス』ってゆう世界で、5つの大陸にそれぞれ異なった種族が住んでいて、真ん中の一番広い所は人間、真ん中から右が魔族、左には獣人、南には龍族、北にはエルフがすんでるよ。昔から5つの種族で争いが続いてるんだ。だから君たちでなんとか争いを終わらせてほしいんだ。」



お!獣人もいるのか。ケモミミ触りたいな......



「で、ですが僕達でどうにか出来ることなのですか?」



「うーん、普通だと無理だね。けど、そのために必要な力をそれぞれにあげたんだよ。ステータスって念じれば見れるよ――あっ。そろそろ時間みたいだから。これから頑張ってね。」



「はい!必ず争いを終わらせて見せます!」



緑川がそう宣言するとまた足元が光り出した。






「――面白い子がいたなぁ......」






薄れていく意識の中で自称神様がそう呟いた気がした。







――っと。着いたか。って......ここって王宮じゃね。王冠かぶった人とか鎧とか着てる人いるんだけど......

おっ! なんか王女っぽい人が来た。



「ようこそ。異世界から来た勇者様。私の名前はマリア・アストレア。そしてここは中央大陸の首都『アルティア王国』と言います。」



茶髪で目は澄んだ青色。豪華なドレスまできてる。異世界に来たんだって実感するよな......



「この国は今、魔族の攻撃を受けています。このままだと近いうちに我々人類は滅びてしまうでしょう。お願いです助けてください。勇者様しか他に頼れる人がいないのです」



うん。テンプレだね。しかも王女様、嘘泣きまでしてる。こういう奴は大体腹黒ってきまってんだよな。



「泣かないでください。僕達が何とかしますよ。なぁみんな」



「「「おう!」」」



これも予想通り緑川がみんなをまとめたか。



「ありがとうございます。――それでは、勇者様方には、こちらにある鑑定装置でステータスを見させてもらいます。一人ずつ順番に来てください」

――そういえば、ステータス見てなかったな。確か念じればよかったんだっけ。






(ステータスオープン)






――――――――――


名前 神崎海斗


年齢 15歳


種族 人間 レベル1


HP 10/10

MP 10/10


STR 10

VIT 10

DEX 10

AGI 10

INT 10

MEN 10

LUK 10


スキル

なし


称号

元ひきこもり上級者

異世界人

落ちこぼれ勇者


――――――――――






――なにこれ? ......えっ! 最後の方ひどくね。称号とかに元ひきこもり上級者っておかしくね。確かに自分で言ってたけど.....。あと落ちこぼれ勇者ってなんだよ。しかもまさかのスキルなし。自称神様が言ってたよな力をくれるって、もしかしてあれか? お前には才能がないとかで、もらえなかったのか? マジかよ、俺これからどうなるんだ?



「海斗君はステータスどんな感じだった?」



「.....茜はどんな感じだ?」



「えーとね。平均100位でMPとINTが200。スキルが回復魔法1、MP自動回復1、MP増加1だね。称号って所は異世界人と勇者だけだよ」



うわぁ。俺と差が激しすぎだろ......。茜は回復特化か。



「俺はオール10でスキル無しだった。」



「えっ! スキルなしとか海斗君だけだよ」



そりゃあ称号に落ちこぼれってついてるからな。



「では最後の人お願いします」



どうやら俺の番のようだ。真珠みたいな球に手をかざすと俺のステータスが表示された。



「えっ!? オール10のスキルなしですか。――これはちょっと......」



「そんなにやばいですか」



「そうですね。この世界の人が平均10ですから、一般人のステータスですね。ほかの勇者は全員100くらいでしたよ」



ほかの奴らって俺より10倍強いってことか......



「どうしたのー? えぇ! 神崎くんよわっ!」



「どれどれ? うわっほんとだ」



「称号ひきこもりと落ちこぼれ勇者だって神崎にピッタリだな(笑)」



クソっこいつら俺が弱いのがわかった瞬間嫌味を言ってきたな。



「そんなことないよ。海斗くんは落ちこぼれなんかじゃない。これから強くなるんだよ」



茜は俺をかばってくれてるがスキルなしのこのステータスで強くなるのか? と俺は思ってしまう。



「では、1通り終わったな。改めて我は中央大陸の首都『アルティア王国』の国王ガイル・アストレアだ。勇者達よ力を磨いてこの国の矛となってくれ」



この国の王様か......ちょっと上からな気がするけどまぁいいか。



「それでは、個別の部屋を用意いたしました。もう夜なので勇者様方はお休みください。明日から訓練が始まりますので今日はしっかり体を休めてください」



あれ?朝じゃなかったっけ?――あっそうか。転移の際に時間がずれたのかな?



その後俺達は、部屋へ案内されくつろいだ後眠りについた。


ステータス


HP=体力

MP=魔法に必要なエネルギーの残量

STR=物理攻撃力

VIT=物理防御力

DEX=器用さ

AGI=素早さ

INT=魔法攻撃力

MEN=魔法防御力

LUK=運

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