1話 異空魔人と出会う!?
~1話 異空魔人と出会う!?~
高校の入学式を迎えたタクマはたくさんの希望、夢を抱いていた。
「やっべー!俺もう高校生かよ!いろんなことが楽しみでしょうがない!」
タクマは誰もいない廊下の隅でちょっぴり大きな声で独り言をしていた。
「お小遣い増えるし、買いたいものたくさん買うぞ!」
その日の学校帰りタクマはある雑貨屋で厨二病っぽいものをいくつか買ったのであった。
家に着くとニュースをやっていた。
アナウンサー「今日の16:30頃○○県○○市○○町で女子中学生が行方不明なり、捜索願いが出ているそうです。最後に目撃したのは、同じ学校の子で変な格好の男性と話をしていたとの話です」
「やばくね?俺んちから近いじゃん!」
ちょっと興奮気味のタクマは心配ではなく興味を持ったのだ。
それから数日、高校生活にも少しずつ慣れたタクマはあの事件のことを少し忘れていた。
学校から家に帰宅した時、あの事件のことをやっていた。女子中学生が帰ってきたらしい。女子中学生の話によると鎧を着た男性に話しかけられ飛ばされたとの話だ。テレビでは訳が分からないとアナウンサーや芸能人が言っている。
しかし、タクマはそれに興味津々だった。
女子中学生が帰ってきてから1週間程経った。
タクマはネットである書き込みを見つけたのだ。
内容は女子中学生と似たようなことが書かれていて、やはり鎧や武器を持った男性に話をかけられ飛ばされたという話だった。投稿者は異空魔人と呼んでいた。
それを見たタクマは、
「なにそれ!異空魔人とかセンスあり過ぎw俺も探さなきゃ!」
その日は夜も遅く、次の日に探すことにして寝ました。
午前2時、タクマも家族も皆寝ている時間。
タクマは胸騒ぎがしたのか目を覚まし、突然窓から外を見た。そこには、鎧姿で謎の棒を持った大男が歩いていました。
タクマはパジャマ姿で鎧姿の大男を追いかけました。
追いつき話しかけると日本語が通用しないみたいだった。
「困ったなぁ、俺英語なんてまともに話せないし、この鎧男何言ってるかそもそもわかんないや」と手間取っていると、突然その鎧男が持っていた棒の先が光輝きそれをタクマに向けたのだ。
光を浴びたタクマは、いつの間にか空を飛んでいて落下していた。下を見るとすごく広い海と真ん中に小さな島があった。
着地の瞬間、落下が止まりふわりと地面に着地できた。小さな島は、見た感じ誰も住んでいない島が、無人島とタクマは勝手に確信したのだ。
続きは2話に