前世の記憶
処女作です!
誤字脱字はたくさんあると思いますが、暖かい目で見守ってください!
駄文ですが頑張って良くしたいと思っています。
『魔法』
その言葉は誰もが耳にしたことはあるだろう。子供の頃はそれを使おうとしたり、あるいは妄想をたくさんしただろう。
しかし大人になるにつれてそんな願望は薄れていく。夢も現実の前では簡単に打ち砕かれる。
『魔法』一一一一なんと魅力的な響きだろう。確かにそんなものがあれば人生楽になるだろう………だが、現実は甘くないのだ。
それが常識であり、世の理である。
そう、あの日までは俺、安岡武もそう思ってたんだ一一一一一一一一一
「うっ………ここは、どこだ?」
目を見渡すと机が一つ、ベッドが1つ、棚が幾つかある。いたって普通の部屋だ。
「俺の家か…」
なんで俺こんなとこで倒れてんー一ーーッ!なんだ、これ!?
「人の記憶?」
どういうことだ?なんでこんなのが…。確か昼飯食おうとして、コンビニに行ったら閉まってて、仕方なく家に帰ってる途中で変な爺さんに会ってーーーーーーん?変な爺さん??
「あ〜〜〜〜〜〜!」
思い出した!いきなりあの爺さんに殴られたんだ!
つーことは、今の状況ってあのじいさんのせいか?
「爺ェ……。いつか覚えてろよ…」
でもこの記憶は結局なんなんだ?そう言えば殴った後、お前の前世は面白い…とかなんとか言ってたな。
「前世?まさか!?この記憶って俺の前世!?」
なるほど、そう考えると納得いく。通りで見たことがあるような感じがするのか。
「前言撤回だ、爺さん。あんた最高だよ…」
今の俺はきっと狂信者のような顔をしているだろう。今の俺にはあの爺さんが神に見える。
でも前世の記憶か〜、ふむふむ。なるほど。どうやら俺の前世の世界には魔法があったみたいだ。魔法かー、この世界でも使えるのかな?
「よし!そうと決まれば、善は急げだ!早速やってみよう」
どんな魔法にしようかな〜。うーむ……そうだ!まずは自分のスキルを確認しよう!
「スキル鑑定」
そう呟くと、目の前に何かが書かれたボードが出てきた。
ーーーーーータケシ・ヤスオカーーーーーー
スキル
・創造
・破壊
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
……ゑ?
何このスキル?なんか名前からして凄そうなんだけど。どんな効果なんだ?
まずは創造から調べてみよう。
「スキル鑑定ーー創造」
ーーーーーータケシ・ヤスオカーーーーーー
スキル
・創造
魔力さえあれば何でも創れる能力
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…………どチートォォォォ!!
何でも創れるとか……もう神様の域じゃん!
まさか『破壊』もチートとか……?
「スキル鑑定一ー破壊」
ーーーーーータケシ・ヤスオカーーーーーー
スキル
・破壊
魔力さえあれば何でも壊せる能力
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もう……ね?うん、言葉が出てこないよ……。あれ?なんか目が滲んでよく見えないや。
だかしかし!俺のこれは悲しさからくるものではない!むしろその逆、嬉しいのだ!
だから、これだけは言わせてくれ。
心の中であの爺さんを思い浮かべる。
「……あなたが神か」
文才が欲しい…