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超能力と凶獣  作者: 修行中の身
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プロローグ~事後

精進します

1時間後

「いや、だってね! ジロちゃんがあんなノリノリだったからさ あそこでヘタレるとはおもってなくて!」


「だってじゃねえよ!ノリノリでも無かったわ! あとジロちゃん言うな!ヘタレてもねぇし!」



ここは、先ほどの小屋ではないが同じ港町にある宿屋、真ん中に机一つ端にベッド一つの特に特徴は無い安宿である。

次郎は、別に金が無いわけではない、ただ高い宿は落ち着かないため今回はこの安宿に泊まっている。

しかし、現在喧嘩中、落ち着きもへったくれも無い。


「でもあのまま何も言わなかったら最後までいっちゃったんでしょう?」


「だまらっしゃい!! ちょっと乳もんだくらいだよ!」


「ウソばっかし!あの雰囲気なら後々絶対先っちょだけいれさせてーとか言ってたんでしょ!!」


「どこでそんな言葉をしった!?」


「ジロちゃんが知らない空白の9年間、私は成長したよ!!」



ドヤ顔でそんなことを言ってくる、確かに成長している主に身体的な意味で。

しかし9年間か、長かったな。




「どこみてんのかな~?」




おっと、目が胸にしかいってなかったか?ジト目なんかしちゃってまた。


「で?」


「?」


「で?なんかいうことはないの?」




「おっぱいやわらかっt(バチーン!)」


アホ毛でビンタとはまた器用な。


「腰、意外と細いんd(ビターン!!)」


冗談です、次は叩き付けですか 若干痛くなってきました。


「俺、脚フェチなn(バコーン!!!)」


とうとう椅子から叩き落された、この角度で見る足はすばらしいな。





「本当にわかんないの?」


少し声が震えていた、ちょっとふざけすぎたようだ わかってるって。



次郎は叩き落されたその場で頭を床につけた土下座の体勢で先ほどまでのふざけた態度を直し。

「・・・9年前、碌に説明もしないまま修行とか行ってごめん、連絡も碌にしないでごめん」

頭を床につけながらそういった。




次郎はもちろん、ただの道楽のために旅に出たわけではない、次郎の持つ能力は熟練度が低いものが使うと能力の発動時に暴走してしまうことが多い、そのため、能力を安定させるため父が持つ海外の修練場を使うために海外にまでいき、そのついでに世界各国を回り実践がてら能力・身体能力の強化をしていた、そのため手紙など出す暇が無かったのである。




「・・・まぁ恵美さんから事情は聞いてたんだけど、9年間・・・寂しかったんだからね」


といって春奈は、はにかむように笑みを浮かた。






それからは机に座り他愛の無い話をした。


「お前なんで中国いたの?」


「フツーにただの旅行だよ」


「護衛は?」


「夜中に抜け出したから多分まだ部屋の前に居座ってんじゃない?」

使えねー!


「だから今日みたいな事になったんだよ!」


「あれくらいの奴らなら倒せたよ!」


「それはまぁ・・・・そうか。」


たしかに。



「そんなことよりさ、その髪の毛どうしたの?」


「やっぱり違って見える? 別に染めては無いけどいつの間にかこうなったんだ。」


次郎の髪の毛は黒ではあるが少し色が薄いが灰色というほどではない、父親から聞いたところ消炭色だと言うらしい。



「ふーん、ジロちゃんこれからどうすんの?」


「日本に帰って高校にでも行こうかなとおもってるよ、お前どこの高校に居んの?」


「中央だけど? 中央受けるの? あそこ難しいよ」


「俺のことをなめちゃいけませんよ、スッと合格して見せますよ」




そんな話をしているとだんだん眠くなってきたので時計を見る、短針が3時を指していた。


「明日の12時の船乗るから、俺もう寝るわ」


といいながらベッドに寝転がり毛布にくるまった。



すると、春奈もベッドの中に入ってくる。


「いや、帰れよ」


「こんな時間に女の子1人で家に帰らせるつもり?」


「男3人倒せる奴が何を言う」


「それはそれ、これはこれ」


「護衛の人が困るでしょ」


「今連絡入れた、次郎ならOKだってさ」


「護衛の人は俺のこと知ってんのかよ?」


「【龍狩り】さんなら大丈夫だって言ってたよ」

といってにんまりとする。


「その呼び方はやめろ、恥かしいし俺一人の力じゃない。」


「えー?かっこいいじゃん」


「とにかく、俺は眠いの」


「じゃあ私もここで寝る」

もう勝手にして・・・



次郎は説得を諦め眠気に身を任せた。


そのあと、春奈から寝顔を撮られていたことは知らずに。













設定の説明などは後々やっていきます

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